しっとりパウンドケーキの作り方~失敗しない!基本とコツ~

しっとりパウンドケーキの作り方 失敗しない!基本とコツ

手軽でおいしいパウンドケーキは、誰でも一度は作ったことのあるような、手作りお菓子の定番レシピ。
ワンボウルにどんどん材料を混ぜていくシンプルなケーキですが、手順や混ぜ方が少し変わるだけで、味も食感もガラリと変わる奥深さも持っています。

目指すは、口どけが良くしっとりした食感と、こんもり膨らんだかわいらしいフォルム!
固くなってしまった、膨らまなかった、生焼けだった・・・ なんて失敗とはさよならするための、基本とコツをご紹介します。

おいしいポイント1

材料は必ず室温に戻す

パウンドケーキの材料

まずはじめにとても重要なのが、バターと卵の温度。
作り始める数時間前に冷蔵庫から出し、必ず室温に戻してください。

バターも室温に戻す

卵は触って冷たくないくらい、バターは写真のように指がスッと入るくらいにしておきましょう。
バターが固いとクリーム状に練ることができず、泡だて器の中に詰まってしまったり、卵と合わせたときに分離する原因になります。

バターがなかなかやわらかくならないときは、細かくもしくは薄くカットし、低めのワット数(200W前後)で少しずつ加熱するか、体温より少し熱いくらい(40℃くらい)のお湯で湯せんしてください。
このとき、くれぐれも溶かしバターにしないこと!完全に溶けてしまうと、バターの力で膨らむことができないので、このあと紹介するパウンドケーキ作りには使えなくなってしまいます。

おいしいポイント2

バターが白くふんわりするまでよく混ぜる

バターを混ぜます

このポイントでご紹介するのはパウンドケーキ作りで最もオーソドックスな、バターと砂糖をすり混ぜて空気を含ませていく作り方。
しっとり、どっしりとしたパウンドケーキらしいリッチな味わいに仕上がります。

真っ白にふわっとした質感に

ここがこんもりとした膨らみのカギとなるので、しっかりと泡立ててください。
目安は、写真のようにバターのクリーム色が真っ白になって、ふわっとした質感になるまで。
電動ハンドミキサーを使うとラクチンです。

おいしいポイント3

卵はひとさじずつ、何回にも分けて入れる

分離しないように少しづつ混ぜあわせる

常温に戻したバターと、常温に戻した卵を混ぜ合わせるときも重要なポイント!
ここがきれいに混ざるかで、ケーキの膨らみと生地のなめらかさが全く違ってきます。

油のバターと水分の卵は、もともと混ざりにくく、分離して当然の組み合わせ。合わせるときは少しずつ入れて、その都度よく混ぜましょう。
卵をといたボウルから直接入れるのではなく、スプーンなどを使ってひとさじずつ入れるのがおすすめです。

【このようになってしまったらSTOP!】分離しています!

分離した失敗例

写真のようにポロポロとした状態に分離してしまい、どんなに混ぜても状態が変わらないときは、

  • 分量内の粉を少しだけ入れて混ぜる
  • 40~50℃の湯せんにかけてよく混ぜる

のどちらかを試してみてください。
生地がなめらかになればOKです。

おいしいポイント4

粉を入れたら絶対練らない!

ゴムベラに持ち替えて切るように混ぜる

生地作りの最後のポイントは、粉を入れたら切るように混ぜること。
ゴムべらをぐるぐる回して練ってしまうと生地に粘り(グルテン)が発生して、焼いている途中、膨らむ前に固まってしまいます。
モソモソして固い、きれいに膨らまない、中心が生焼け、というよくある失敗は、この混ぜ方に原因があることが多いようです。

ゴムべらは生地に切れ目を入れるように縦に入れ、すくい取ったら手首を返して生地を置く、というイメージで混ぜましょう。ボウルを回転させながら行うと手早く混ぜることができます。

具材は途中で入れる

具材を入れるときは、粉を混ぜている途中のタイミングで!
粉を混ぜきってから具材を入れてさらに混ぜると、結果混ぜすぎて粘りが出てしまいます。

おいしいポイント5

焼き過ぎないように、中まで火を入れる

型に生地をいれる

深さのあるパウンド型で焼くときは、中心まで火を入れるために工夫が必要です。
まずは焼く前、写真のように生地に谷を作り、真ん中の厚みを少なくしておきましょう。

途中で真ん中に切れ目をいれる

焼き始めて10分ほど経ち、写真のように生地が流れて平らになったら、さらにナイフで切れ目を入れます。
この2つの作業で、生焼けを防ぎ、真ん中がポコッと膨らんだパウンドケーキならではの姿に焼き上がります。
(ナイフでの切れ目は入れないレシピもあります)

それでも膨らまなかったり中が生焼けの場合は、オーブンの予熱不足か、表示の温度まで上がりきっていなかった可能性があります。
焼く時間を少し延長するのもよいですが、5分~10分程度まで。それ以上焼くのは、表面の焦げや、乾燥した口当たりの原因になるので、焼く時間ではなく焼く温度のほうを調整します。
次回からは予熱時間をプラス5分、焼成温度をプラス10℃ずつ試してみてください。

ご自身の作ったパウンドケーキに納得がいかない!という方、もしまだ試していないコツがあれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

パウンドケーキレシピ

しっとり、リッチな味わいのレシピ

クリーム状にしたバターに砂糖をすり混ぜ、泡立てて作ります。
チョコレートやキャラメル、木の実など、濃厚な味わいの素材との組み合わせに向いています。

濃厚生チョコケーキ

オレンジ風味のチョコレートケーキ

オレンジとジンジャーの濃厚ショコラパウンドケーキ

極上パウンドケーキ

漬け込みフルーツで作るパウンドケーキ

キャラメルナッツパウンドケーキ

抹茶パウンドケーキ

フルーツ&ホワイトチョコパウンドケーキ

渋皮栗たっぷりのパウンドケーキ

ふわふわ、軽やかな口どけのレシピ

バターではなく人肌に温めた卵液を泡立てて作ります。「おいしいポイント4」のコツは共通です。
ふわっとやわらかく、スポンジケーキのような仕上がり。フレッシュなフルーツとの組み合わせに向いています。

ウィークエンド

フランボワーズのしっとりパウンドケーキ

パウンドケーキ作りにおすすめのアイテム

Matferホイッパー25cm
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固くしなやかで適度な本数のワイヤーがポイント!
バターが中に詰まらず、しっかり練ることができます。
シリコンプロクリーナー小
シリコンプロクリーナー小
一体成形で使いやすく衛生的。バターたっぷりの生地も混ぜやすく、きれいにすくいとることができます。
cuoca×CHIYODAパウンド型(L)
cuoca×CHIYODAパウンド型(L)
熱伝導が良く断面が小さいので中までしっかり火が入ります。焼き色もきれい!
メッシュストレーナー18cm
メッシュストレーナー18cm
たっぷりの粉でも飛び散らず手早くふるうことができます。角がないので使いやすく洗いやすい!
北海道産製菓用薄力粉(ドルチェ)1kg
北海道産製菓用薄力粉(ドルチェ)1kg
粉自体に旨みとほんのり甘みがあり、味わい深い生地に仕上がります。
粉とバターの配合が多いお菓子におすすめ。
製菓用特細目グラニュー糖1kg
製菓用特細目グラニュー糖1kg
非常に細かい顆粒のグラニュー糖。ジャリジャリと残らずに他の素材とすぐなじみます。
よつ葉発酵バター(食塩不使用)450g
よつ葉発酵バター(食塩不使用)450g
主役の素材といってもいいバターは、発酵タイプを選ぶとさらに香り豊かに仕上がります。
ラムフォードアルミニウムフリーベーキングパウダー114g
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アルミニウムフリーで素材の味をじゃませず安心、計量しやすいパッケージも人気です。

代表的なパウンド型を比較して一覧でご紹介

ひとめでわかる!パウンド型サイズ比較