とれたて、挽きたて!新麦2017

年に一度、今だけのおいしさ「新麦」をご存知ですか?

お米なら「新米」、ワインなら「ボージョレーヌーヴォー」のように、小麦にも「新麦」があるのをご存知ですか?「新麦」とは、その年の夏から秋にかけて収穫したばかりの国産小麦をすみやかに製粉した小麦のこと。

意外と知られていないけれど、通常小麦は収穫してすぐには食べません。麦粒のまま長期保管・熟成させてから製粉され、小麦粉となります。

しかし、「新麦」はいつもの小麦粉とはちょっと違います。獲れたての小麦をすぐ製粉した、挽きたての小麦粉です。今年はどんな香りなのだろう、どんな食感になるのかな…そんなふうにわくわくしながら、ご家庭で手作りを楽しんでください。

また、クオカでは、小麦粉を作った農家さんの想いもお届けしたくて、新麦の育った畑の様子や農家さんからのメッセージもご紹介していきます。ぜひ、ご家族やお友達と、こんな人が作った小麦なんだよ、こんな畑で育った小麦なんだよとおしゃべりしながら、年に一度の新麦をお楽しみください。

いまだけの味と香り新麦の楽しみ方、3つのポイント

  1. 新麦は鮮度が大切。新麦らしい風味を味わうには、なるべく早く食べましょう。
  2. 冷暗所で保管しましょう。野菜室がおすすめです。
  3. 同じ品種でも新麦は吸水率が変わります。その新麦専用のレシピで作りましょう。

おいしい新麦できました2017年は6種類を販売します

第1弾8月29日(火)販売開始

第2弾10月下旬 販売予定

※農作物のため、天候などにより収穫・販売時期が変更になる場合があります。

PremiumT

(ミナミノカオリ)
熊本県玉名産

熊本県の認定品種である「ミナミノカオリ」。

ボリュームがあり、ソフトでしっとりとした食感とあっさりとした味わいで、どんなパンにもぴったりと人気の小麦のひとつです。

「PremiumT」は、ミナミノカオリの中でも比較的タンパク含有量が高いもののみを選りすぐり、熊本県玉名市で栽培された小麦のみを使用した強力粉です。

豊富な地下水と温暖な気候に恵まれた、熊本ならではの肥沃な大地で育てられたこの時期限定の小麦をぜひお楽しみください。

こんな場所で、こんな人たちがつくっています

小麦畑生産農家さん

熊本製粉が新麦に合わせて満を持して放つ、新しい試みです。

熊本県玉名地区限定の小麦を使用。なるべくパンに向く小麦を作りだすために、追肥を多くするなど同地区の農家さんが努力を重ねたもの。しかも、畑ごとに小麦を分けて収穫、タンパク含有量が高いものだけを挽いたプレミアムな粉。
クリーム色がかった色やユニークな風味は、従来の九州産パン用小麦のイメージを一新させるポテンシャルを持ちます。

地震の被害もあった熊本への応援の気持ちも込め、ぜひこの小麦でおいしいパンを作ってください!

桑名もち小麦

三重県産

三重県で栽培、製粉された「桑名もち小麦」。

もち米と同じように、でんぷんの中にアミロースが少なく、独特なもち性をもった小麦です。
お菓子やパンに使用すると、驚くほどもちもちとしたおもしろい食感に仕上がります。また、ていねいに製粉されているので、小麦本来の持ち味が引き出され、かすかな甘みを感じる味わいになっています。

とても特徴のある粉なので、パン作りにはコツがいりますが、パンケーキやどら焼きといった簡単なお菓子であれば、手軽にもちもち食感をお楽しみいただけます。これまでになかった新食感の小麦粉をぜひお楽しみください。

こんな場所で、こんな人たちがつくっています

小麦畑生産農家さん

「桑名を小麦で元気に!」との想いからはじまった桑名もち小麦栽培も今年で9年目。

農家・流通・パン屋の三人から始まり、沢山の方々の理解と協力のおかげで、今では地元三重県桑名はもとより、全国の方々に「桑名もち小麦」を使った商品を世に送り出してもらっています。食べた方から「面白い 食感!」「美味しい!」と言っていただけることは農家にとって何より励みになります!

今年の出来は、暖冬の影響もなくよい出来となっております。是非「桑名もち小麦」の独特の食感を楽しんで下さい!

製パンのプロが語る、桑名もち小麦への思い

堀田誠さん(ロティ・オラン)

堀田誠さん(ロティ・オラン)

桑名もち小麦は、その名前があらわすように通常の小麦のパンでは味わえない、「焼き立ての伸びるモチモチでんぷん」を楽しめる小麦です。

タンパク質含有量が低いので、グルテンを作りにくく、100%でパン作りをすることは難しい小麦粉ですが、少しこだわりのパン作りをされたい中~上級者の方にはぜひ試していただきたい小麦粉です。

モチモチ伸びる生地を作る場合は、一般的な強力粉に対して10~20%程度配合することをお勧めしています。和食材のフィリングにとても相性がよい粉です。

ハナマンテン

埼玉県産

埼玉県坂戸市で栽培された「ハナマンテン」。

埼玉県は、昔から米と小麦の二毛作が行なわれてきた小麦の名産地のひとつです。
国産小麦の中でも超強力小麦として長野県で作られていた品種ですが、埼玉県でも栽培されるようになり、農薬や化学肥料を極力少なくして大切に育てられています。

粉の味がしっかりとしていながらもくせがなく、ベーグルなどのお食事パンや、手打ちうどんにおすすめです。

こんな場所で、こんな人たちがつくっています

ハナマンテン小麦畑生産農家さん

埼玉県は、今の国産小麦ブームの前から小麦の栽培が盛んで、麦作県として粉食文化が栄えてきました。しかし、栽培されていたのは麺用に適する中力小麦だけ。

その埼玉県で待望のパン用小麦として多くの期待を背負い選ばれたのが『ハナマンテン』。生まれは長野県ですが埼玉県ですくすくと育ち、今や埼玉県を代表するパン用小麦として定着しつつあります。

特徴は『超強力小麦』という強靭なグルテン質。なのにグルテン量はやや少なめなのが困りもの。オススメはハード系。ミキシングを多めに、発酵時間を長めに、などハナマンテンと会話しながら作っていただくと、とびきり美味しく香りの良いパンに仕上がります。

製パンのプロが語る、ハナマンテンへの思い

太田幸子さん

太田幸子さん(Atelier Le Bonheur)

ハナマンテンは噛みしめるとモチモチ感のあるパンを作ることができます。
一般にハード系のカンパーニュなどに向いていると言われますが、よく捏ねて作るドッグパンやバーガーバンズ、ベーグル、イングリッシュマフィンなどにも向いていると思います。

昔から小麦を育て、食してきた埼玉で栽培されたハナマンテン。
埼玉の小麦を応援しようと川越のパン屋さんでもハナマンテンを使ったパンがたくさん販売されています。(川越パンマルシェ)

この機会にハナマンテンで作ったパンを是非、味わってみてください。

春よ恋

北海道産強力粉

クオカで人気No.1の国産小麦である「春よ恋」。

日本人好みのしっとりもっちりとした歯ざわりと、噛みしめるほどに感じる小麦の甘みが特徴です。

白いごはんのように、シンプルな食パンから菓子パン、惣菜パンにと、毎日のパン作りに愛されている小麦粉のひとつです。

ぜひ「新米」のように、まずは食パンでお楽しみいただき、さらに季節の具材と合わせて菓子パンや惣菜パンにもアレンジしてみてください。

粉の味がしっかりとしていながらもくせがなく、ベーグルなどのお食事パンや、手打ちうどんにおすすめです。

こんな場所で、こんな人たちがつくっています

春よ恋小麦畑生産農家さん

蛋白量が多く、パン用としては国内最高品質を誇る、北海道春まき小麦のエース「春よ恋」。

国産小麦粉に慣れていない方でも、ふっくらもっちりおいしく仕上がる、扱いやすい小麦粉です。ホームベーカリーで作るいつもの食パンも、春よ恋を使えばグレードアップ間違いなし!優しい甘さと豊かな香り、きめの細かい内相にきっとご満足いただけると思います。パン以外に、餃子の皮、生パスタ、ピッツァ等にもおススメです。

今回、新麦コレクションでご用意した春よ恋は、JAいしかり産。北海道の母なる川「石狩川」とミネラル豊富な石狩湾の恵みを受けた、広大で肥沃な大地「石狩平野」。そんな自然豊かな環境で育った良質な小麦の味を、皆様にご堪能いただければと思います。

キタノカオリ

北海道産強力粉

適度なもっちり感と口溶けのよさが特徴の「キタノカオリ」。

粉自体がほんのりと黄色みを帯びていて、焼き上がると、内層はきれいなクリーム色、皮は食欲をそそるキツネ色に仕上がります。

扱いやすく、ボリュームが出やすい粉なので、いちばんのおすすめは食パンですが、しっかりとした風味をもっているので、採れたての野菜やお食事などと合わせてふっくらフォカッチャなどにアレンジしても、粉の風味をお楽しみいただけます。

こんな場所で、こんな人たちがつくっています

キタノカオリ小麦畑生産農家さん

キタノカオリは、際立つもちもち食感、クリーミーな色合い、口に入れた瞬間に広がる甘い香り等、ほかの品種とは明らかに一線を画す小麦です。

個性は強いですが、乳製品やナッツとの相性も良く、食パン、菓子パン、リーンなパンと作るものを選びません。プロの職人さんにもファンが多く、吸水の良さを活かした高加水のパンや生クリーム配合のリッチな食パン、小麦の味を楽しむベーグル等、様々に使われています。

新麦コレクションでは、品種登録された当初から地域をあげて栽培に取り組むJAいわみざわのキタノカオリを限定使用。栽培が難しいとされるキタノカオリを、地域の宝として大切に育ててくださる生産者の方々の心意気を、皆様に感じていただければ幸いです。

きたほなみ

北海道産薄力粉

2017年に収穫・製粉したばかりの「新麦」を100%使用した薄力粉。

北海道で作られた「きたほなみ」のみを使用。クッキーやスコーンなど、小麦の香りを活かせる焼き菓子作りにおすすめです。

この時期にしか味わえない穫れたてのおいしさを、ぜひお楽しみください。

新麦を楽しむスペシャルレッスン

クオカが運営するレッスン教室「クオカスタジオ」では、人気のブーランジェリーのシェフなどを講師にお招きした、新麦を楽しむスペシャルレッスンを開催します。

ロティ・オラン 堀田誠さんに教わる
きな粉もちパン&ミニ食パン

実習
開催日時

2017年9月16日(土)

使用小麦粉

プレミアムT

Atelier le Bonheur 太田幸子さんに教わる
厚焼きイングリッシュマフィン

実習
デモ
開催日時

2017年9月29日(金)

使用小麦粉

ハナマンテン

BLUFF BAKERY 栄徳剛さん/わいんのある12ヶ月 高橋雅子さんに教わる
新麦パンの変換レシピ

デモ
開催日時

2017年11月8日(水)

使用小麦粉

春よ恋、キタノカオリ、きたほなみ

講師

栄徳剛さん 高橋雅子さん

クオカスタジオのホームページに移動します

新麦コレクションとは?

Farm to Bread(小麦畑からパンへ)。

人間にとっていちばん大事な食べ物のことなのに、私たちはそれがどこからやってくるのかあまりにも知らなすぎたのではないでしょうか。

この夏とれたばかりの麦を挽きたてで届ける「新麦」のプロジェクトを通して、小麦が自然の恵みであることをもっと知っていただけたら。

新麦のコンディションは毎年変わります。

小麦粉の封を開けるとき思う「どんな香りがするのか」「どんなパンができあがるのか」はいちばんわくわくする瞬間です。

この活動を通じて、多くの人が小麦の育つ小麦畑に思いを巡らせるようになるその先に、「もっとおいしく、安全な小麦があふれる未来」があります。

新麦コレクション理事長・池田浩明
パンラボ池田さん

パンラボ主宰、ブレッドギーク(パンおたく)。

東においしいパン屋あると聞けば行ってパンを食べ、西にすごいパン職人がいると聞けばその声に耳を傾け、南に偉大な小麦農家ありと聞けば、土を掘り返し、小麦をむしゃむしゃ頬張る。

著書『食パンをもっとおいしくする99の魔法』(ガイドワークス)など多数。

2015年に新麦コレクションをベーカリーのシェフや小麦農家とともに立ち上げ、現在同NPO法人代表を務める。