2008年2月アーカイブ


080229_01.jpg来週の月曜日、3月3日は雛祭りです!
雛祭りと言えば、桃の花とひし餅。そんな雛祭りをイメージして、ピンクとグリーンと白を使って花の形をしたサンドイッチを作ってみました。花の形をしたパンは、あっさりしっとりと焼きあがる「北海道産パン用強力粉春よ恋」をメインに、私の大好きな強力粉「フランスパン用強力粉(F)」を少し多めに配合しました。準強力粉を多めに配合すると、サンドイッチに最適なサクサクとした食感のパンが焼きあがるんです。そして天然の色粉を使って生地をピンクに色づけ、桃の花に見立てました。サンドイッチは和テイストにしたかったので、しそとカマンベールチーズと白身魚のフライをはさんでいます。
「雛祭り」を忘れかけている私たち世代の女性に、子供の頃の思い出とともに日本の伝統的なお祭りを思い出してもらえたらな、なんて願いをこめて、大人の女性向けのちょっとヘルシーなサンドイッチにしてみました。ぜひ皆さま、素敵な雛祭りをお過ごしくださいね。

080220_01.jpg2月も下旬に入ったというのに、まだまだ厳しい寒さが続いています。あたたかい春が待ち遠しーい!ということで、早くあたたかい春がくるように願いを込めて、桜色のパンを作りました。桜色、あの淡いピンク色を見ると妙に女の子心を思い出します(笑)。今週はひな祭りも近いのでひな祭りをイメージして、白と緑とピンク3色を使った渦巻きパンを作ってみました。

昨年新登場した「National自動ホームベーカリー」の新機能「メロンパンコース」を使いました。自分で成形するタイミングをはからなくても大丈夫というのがこのコースのとても便利なところ。ついついパンを焼いていることを忘れてしまっても、「ピーピー」というお知せ音で知らせてくれるから、「あ!渦巻きにする予定がそのまま焼いちゃった」なんてことがないんです。あー、便利!ただこの「メロンパンコース」はなぜか発酵時間が短く設定されているため、仕上がったパンは背が低くなりがち。でもそれがまた渦巻きパンをかわいく見せてくれてる点なのかな。というわけで来週も桜色のパンにチャレンジする予定です。どんな桜色のパンにしようかな。
ホームベーカリーで作ったパンと手ごねで作ったパン、いったいどっちがおいしいの?

好みは人それぞれなので一概には言えませんが、でもホームベーカリーのパンと手ごねのパンではやっぱり味にも食感にも違いがあります。今日はその違いについてお話ししようと思います。

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←ホームベーカリー


手ごね→
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まず味について。味はシンプルなパンであればあるほど違う気がします。手ごねで作ったパンは粉の風味が濃くて、ぎゅっとつまったおいしさがあるのが特徴です。特にクラスト(皮)の部分がカリっと香ばしくなります。しかし食感についてはふっくらとしたふわふわ感に欠けてしまいます。 一方でホームベーカリーで作ったパンは、風味は少し弱いけれど、パンはふわふわとふっくらしているのが特徴です。これはグルテンの形成が大きな要因。手ごねはホームベーカリーに比べてどうしてもこねが弱く、グルテンの形成が不十分になってしまいがちです。パンはこねてグルテンを出すことでふっくらふわふわしたパンができあがるので、こねが不十分であるということはふっくら感にかけてしまうということなのです。

こんなふうにお話ししていると、「じゃぁ、どっちがおすすめですか?」と聞かれます。なので私の使い方をご紹介します。私は食パンと菓子パンは、ホームベーカリーの生地こねコースを使って作ることが多いです。それは先ほど説明しましたが、しっかりとグルテンを形成したいから。もちろん手ごねでもできるのですが、手ごねでしっかりグルテンを出そうとすると疲れ果ててしまうんです(笑)。だからホームベーカリーにお願いしてしまっています。でもハードブレッドを作る時は、グルテンをしっかり出す必要がないので、ホームベーカリーは使わず手ごねで作っています。

皆さまにはそれぞれの特徴を生かして、より楽しいパンライフを送っていただけたら嬉しいです。ホームベーカリー派の方はぜひ手ごねパンづくりに挑戦してみてくださいね。そして手ごね派の方もぜひホームベーカリーパンづくりに挑戦していただきたいなって思います。とても便利で楽においしいパンが作れるので、パンづくりがきっともっと身近に感じられるはずです。そしてもっともっとパンが作りたくなるはずです。

バレンタインが終われば、もうすぐ春。春と言えば、パンづくり!
ベイキングデイズでもいろいろなイベントを考えています。乞うご期待です。


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1月29日、日本パンコーディネーター協会が主催する第4回の記念講演会に行ってきました。「パンのおいしさについて」をテーマにしたこの講演会は、第1回目からそうそうたる講師の方々により講演が行われていますが、第4回目もまたパン業界の有名人「ブランジェリーコム・シノワ」の西川シェフを招いての講演会でした。感性が豊かで鋭くて常に斬新なパンを生み出している西川シェフがパンへの思いを語るというだけあって、私も本当に楽しみにしていた講演会。なんと手軽に作れるおすすめのパンづくりまで実演される、なんとも贅沢な内容でした。

西川シェフのパン人生の始まりは20歳の時。広島アンデルセンでパン職人として働いたのがはじまりだそうです。実は私のパン好き人生の始まりも広島のアンデルセン。ずうずうしくも共通発見!と講演の始まりから大興奮の私でした。さて西川シェフは4年間広島アンデルセンで修行後、東京での市場調査で出会ったフランス菓子に感銘を受け、東京に渡り、老舗洋菓子店で数年間働くことになります。しかし「パンのリズムや思いがどうしても捨てきれなかった」と休日には東京のパン屋さんを歩き回って食べていたそう。そして出会ったビゴの店のバゲット。「このバゲットが作りたい」と再び東京、芦屋の「ビゴの店」でパンの修行をはじめます。その後は渡仏してはパンづくりの勉強に励む日々。そんな中、神戸でフランス料理を軸に新しいショップを展開する「コム・シノワ」オーナー荘司索氏に出会い、1996年、ついに荘司索氏と組んだ「ブランジェリーコム・シノワ」を、続いて「ブランジェリーコム・シノワアンドオネストカフェ」をオープンさせます。

「これまでブーランジェリーだけではなくパティシエや料理業界の方、また商品開発に携わる方などいろいろな方面で活躍されている方々に出会い、刺激を受けてきました。今の自分のパンづくりのスタイルは、これまで出会ってきたすべての人々からコーディネートされたものだと思っています」と西川シェフ。「そういう意味でも、今後、いろいろなカラーをもったパンコーディネーターがパンの今後に影響を与えるのでは?と思っています。とても楽しみです」とおっしゃっていました。

西川シェフが、中でももっとも影響を受け現在でも影響を受け続けている人は現オーナーの荘司索氏。講演会で実演したパンは、そんな荘司オーナーに15年前作ってもらったパンをアレンジしたものなのだそうです。西川シェフはこのパンに衝撃を受け、これまでの自分のパンづくりの感覚を覆されたといいます。1時間であっという間にできてしまうお手軽でおいしいパン、私もびっくりしました。今日は日本パンコーディネーター協会の方から特別に許可をいただき、そのパンのレシピと作り方をご紹介いたします。

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辛口ソーセージとチーズのポテトパン
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【材料】
江別製粉ハードブレッド専用粉 250g
塩 5g
インスタントドライイースト 2.5g
水 175g
蒸したじゃがいも(男爵)110g
ミックスチーズ 75g
玉ねぎスライス 75g
辛口ソーセージ 75g
パルメザンチーズ 125g

【準備】
じゃがいも(男爵)を蒸してマッシャーでそぼろ状につぶす。

【作り方】
1.江別製粉ハードブレッド専用粉、塩、インスタントドライイーストをボウルに入れ合わせる。
2.蒸したジャガイモと水を加え、にぎりつぶすような感じで手でざっくりまぜる。
3.四角いバットにとり四角く広げる。
4.生地の上から、ミックスチーズ、ソーセージ、たまねぎをのせる。
5.スケッパーで切っては上に重ねを繰り返して材料が全体に混ざるようざっくり混ぜる。
6.30℃程度の温度で20〜30分発酵させる。ふわっとした感じになったら終了。
7.50gに分割し、楕円形に広げてクッキングシートの上にのせる。
8.30℃程度の温度で15〜20分発酵させる。
9.仕上げにハケでオリーブオイルを軽く塗り、上からパルメザンチーズをふりかける。
10.180℃に温めておいたオーブンで約10分程度、焼き色が付くまで焼く。

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「日本パンコーディネーター協会」とは
パンを通じた生涯学習の普及推進を活動の大きな目標に掲げ、食の世界でプロフェッショ
ナルを育成、排出することを目的として昨年8月1日に発足した協会。同時に文部科学省、
財団法人日本余暇文化振興会が正式監修している「日本初のパンの専門資格」を取得す
るための「パンコーディネーター認定講座」の運営、また講演会やイベントなどを主催
しパンの啓蒙活動を行っている。事業協力は、高級パンブームを巻き起こしたネット通
販会社ルセットを手がける株式会社イコールコンデュションが行う。