2010年11月アーカイブ

先日、ついに話題のライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」の抽選販売が始まりました。すでにお申し込みは締め切らせていただいておりますが、わずかなご用意台数に対して、なんと300通を大きく上回るお申し込みをいただいております。「日本のお米」がパンになる、そんな魔法のような最新家電に期待される方は多いようです。まだまだご要望に対してご用意できる台数が少なく、安定してお届けできるようになるまではずいぶんの時間がかかりそうですが(あまりの人気に受注一旦中止、の新聞記事も出ておりましたね)、今後の動向にも引き続き注目したいものです。

一方で、北海道の小麦生産者さんのおひとりである前田茂雄さんによるブログ「十勝・前田さんちの小麦日誌」がついに始まりました。みなさんご存じの北海道産小麦粉、「春よ恋」や「キタノカオリ」、「ドルチェ」や「ER」の原料である「ホクシン(今後は「きたほなみ」)」を北海道は十勝で作っていらっしゃる方です。2年前に北海道で初めてお会いしてからずっと、いろんなお話を伺ってきましたが、前田さんの農業に対する熱い思いに、毎回私たちは心を揺さぶられてまいりました。

これまでは前田さんをはじめ生産者さんの思いを代弁しよう、私たちが代わってみなさまにお伝えしようと取り組んできましたが、「日本一しゃべる農家です」と自称される前田さんのお言葉をリアルにお伝えした方が、きっとよりストレートにメッセージが伝わるのではないか?そしてよりリアルな情報をクオカのお客様方も求めていらっしゃるのではないか?と、お忙しいお仕事の傍らでたいへん申し訳ないと思いつつも「小麦日誌」を書いていただくことをお願いし、ご快諾いただいた次第です(前田さん、本当にありがとうございます!)。

前田さんも書いていらっしゃるように、今年の夏は猛暑の影響で国産の食材に大きな打撃を受けることになりました。夏場に「葉物野菜」がとれず価格が高騰したことを覚えていらっしゃる方も多いのではないかと思います。パン作り・お菓子作りには欠かすことのできない「小麦」はもちろんのこと、秋の味覚である「和栗」や「豆類」についても大きな被害がありました。

お手頃価格の品物が安定して手に入る輸入製品をお求めの方も多い一方で、やはり国産素材にこだわりたいとお考えの方も多数いらっしゃいます。そんな方のご要望になんとかお応えしたい、また日々心を砕いて農作物に向き合う生産者さんの姿もお届けしたい、という思いからこのような企画がスタートしました。こちらのコラムへのご感想や、「こういったことも知りたい」といったご意見もぜひお待ちしております。

前田さんとのコラボ小麦粉開発も進めていく予定ですので、ぜひ今後もご期待ください!


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今週のおすすめページ!
十勝・前田さんちの小麦日誌
生産者さんによる初ブログ!北海道の小麦農家さんの日々をお届けします
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いよいよ発売になりましたね、『ライスブレッドクッカーGOPAN(ゴパン)』。発売当日、江角さんのCMを見て「とうとうこの日が来たか」となんだかGOPANの身内のようにしみじみしてしまうほど、GOPANとともに過ごした1ヶ月でした。

せっかく誰よりも早くGOPANを使わせていただいた以上、ひと通りレシピブックにのっている使い方を試したあと、クオカキッチンでは無謀とも言えるものも含め、次々といろんな「アレンジ米パン」にチャレンジしていました。すでにお手元にお持ちの方はおわかりのように、GOPANの米パンコースでは自動投入で副材料(レーズンなど)を入れることができません。投入口にはグルテンパウダーとイーストをセットするからです。また、ミックスコールのお知らせも残念ながらありません。では何か混ぜたいときは?自分でタイミングを見計らって?

それはちょっと面倒だよね、と最初に試みたのが、グルテン、イーストと一緒に投入口に黒ゴマを入れてみよう!でした。これが成功したら、他のものも入れられるんじゃない?が、しかし、焼き上がりは微妙。やけに小さいかたーい黒ゴマ米パンがそこにはありました。うーん。たまたまGOPANのご機嫌が悪かったのかもしれませんが、「イーストと一緒に投入口」法は可能性が少ないかも。

ならば、と気を取り直して次は自分で入れる方法に切り替えました。その第1号は「明太ゴパンーーー!」(ドラえもん風で)。こねが終わった米パン生地を一度取り出し明太ペーストをぐるぐる巻き込んでケースに戻す。パン生地ではよく使う方法です。これが思いのほか、うまくできました。米生地だからこねのあとあまり触るとどうかな、と心配したのですが、思いのほかふくらんで表面もつるんときれいでした。食べてみたら「おーいしー!」明太子ともっちもちの米パン生地の相性はぴったりです。できるんじゃん。あ、ただ、明太子はたくさん巻きすぎてどっさりとかたまり、って部分が多かったですが...ま、これは適量にすればOKですし。

これですっかり気を良くしたパン部、調子に乗って毎日どんどんいろんなゴパンを作りました。


☆ひじきの煮物で「ひじきゴパン」

☆鮭と青じそで「鮭ゴパン」

☆ふりかけ入れて「梅じゃこゴパン」

☆おなじみの、あのごはんにのせる
海苔の佃煮で「ゴパンですよ!」
などなど。

これらがまたまたスタッフ間でも好感触。「具材入りの米パン、すっごくおいしいじゃん」と日々、変わりゴパン人気上昇中です。混ぜたいものを入れるタイミングもタイマー片手にしっかりモノにしました。ふりかけシリーズもぴったりくる分量を割り出したので、ふりかけの数だけゴパンができます。もちろん、生地の配合だって入れる具材にあわせて工夫しました。今度は米パン生地コースを使って"おやき"みたいなゴパンを作ろう!炊き込みゴパンは?お赤パンはどうよ、と、あちらこちらからリクエストがどんどん出てきて、もう「クオカオリジナルGOPANレシピブック」ができそうな勢いです。

これだ!っていうレシピができあがったらそーっとアップしてみます。どうぞお楽しみに。


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今週のおすすめ商品!
【有機JAS】ショートニング680g
GOPANに使う油脂はこれ!お米パンのおいしさが引き立ちます!
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立冬も過ぎて、クオカキッチンももう完全冬モード。
先日クリスマスやバレンタインに向けた試作が続いているとお伝えしていましたが、毎日の試作の中で改めて「やっぱり...」と気づいたことがあります。

それは、「発酵バターって、本当においしい!」ということ。先日シュトーレンのレシピ調整をしていたときのこと、まず様子見の初回の試作分を試食してみると、なんだかちょっと、物足りない感じがしました。フルーツもたっぷり、ナッツもたっぷり、甘みもほどよく、食感もわりと理想に近くて悪くないのに、何かが足りない。シュトーレンはかなりさまざまな配合がありますし、お好みもきっとさまざまなのでしょうが、スタッフたちが自由につまめるいつもの「試食テーブル」にそのシュトーレンのスライスを置いていても、どうもなんだか減りのスピードがいつもより遅いような気がします。

「おいしいんだけど、もっとバキッとした方がいいのかもよ」とスタッフ同士で話し合います。バキッと、とはまたずいぶん曖昧な表現ですが、確かにもう少しスパイスをきかせて風味を強くしてもいいのかも。油脂も普通の無塩バターを使ってましたが、発酵タイプに変えることでよりインパクトのある味わいに調整します。試作2回目。なんということでしょう、「試食テーブル」のシュトーレンスライスは、ものの5分くらいですべてなくなってしまいました。過去にも何度か書きましたが、スタッフがおいしいと思ったかどうかは試食サンプルがなくなるまでのスピードを見ればすぐにわかってしまうのです。この正直者たちめ!

でも確かに、初回の試作分とはやはりずいぶん味わいが違います。スパイスのキリッとした風味と、発酵バターの芳醇な香りが溶け合って、とっても華やかなシュトーレンに。クリスマスという特別なシーズンのためのパンだからこそ、やっぱりこれくらいのインパクトが必要なのかもしれません。

発酵バターとひとくちに言っても、クオカのラインナップだけでずいぶん多くの種類がありますが、私個人の使い分けを少し、ご紹介しておきたいと思います。「よつ葉」の発酵バターはバランスのよい使いやすさが魅力。しっかりとした風味もありながらどこかマイルドで、くどさがありません。どんな配合にも使いやすい万能タイプ。「明治」の発酵バターは、パーン!とインパクトのある強い風味が魅力。しっかりと香りが立つので、別の風味の強い素材と合わせても存在感があります。「カルピス」の発酵バターは、上品でまろやか。生地に混ぜ込んでもおいしいですが、シンプルなお料理にひとかけ落としていただく、といったような使い方もおすすめです。「エシレ」や「BORDIER」などのフランス産の発酵バターは...私はもう、パンに塗って食べます。「のせて」食べると言った方が正しいのかもしれません。だんだん罪悪感が麻痺して、バターが分厚くなっていくところが恐怖です。でもあの複雑で繊細な味わいは、ぜひそのままいただきたいですね!

ああ、寒くなってきたことだし、そろそろヴィエノワズリーなんかのレシピにも挑戦したいですね。発酵バターの香るクロワッサン、きっと冬の朝食にぴったりです。ちょっと贅沢な気分を味わいたい、クリスマスシーズン。いつものバターを発酵バターに変えて、より五感を刺激するパンを召し上がってみませんか?


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今週のおすすめ商品!
明治発酵バター450g
お手頃価格でより華やかな風味♪少量でもインパクト大!
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先週、北海道産小麦の新しい仲間3種類が発売になりました。国産小麦ファンのみなさまにはおなじみの「はるゆたか」「春よ恋」「キタノカオリ」をそれぞれベースにしたブレンド粉「はるゆたかブレンドT70」、「春よ恋ブレンド」、「キタノカオリブレンド」です。

この中でなかなか個性的でインパクト大なのが「はるゆたかブレンドT70」。もともと「はるゆたかブレンド」は商品としてあるわけですし、これはいったい何?と思われた方もきっといらっしゃいますよね。そうなんです、同じ「はるゆたかブレンド」という名前はついていながら、「T70」は全く別物です。「T70」って何?って思われる方もいらっしゃるでしょう。これは「タイプ70」の略なんだそうです。「タイプ65」という有名なフランス小麦粉がありますが、その灰分の高さを表す名称をつけたということでした。

さて、はじめてこの「T70」を試したときはちょうど真夏。暑さや湿度のせいもあってか、ホームベーカリーで焼き上げたパンは、上面がぶかぶかして、切ってみると目は粗め。色味も茶色がかって、ふすまや全粒粉をたっぷり入れたパンのようなかなり個性の強い味でした。実際、この粉には小麦のふすまに近い部分が多く含まれているため、当然の結果なのですが、はるゆたかと聞くとどうしても、白くてキメ細やかでじんわりと旨味と甘みが広がって...というイメージが強い私にとっては、多少の困惑が。試しに手ごねで作ってみても、強烈な全粒粉感はやや薄れるものの、やはりふすまパン、山ももうひとつきれいに盛り上がらずぶさいくな焼きあがりです。好みもありますが、単体で使うには少し個性が強すぎるかな、というのが正直な感想でした。

あれから3ヶ月、「T70」のデビューが決まり、適正水分量をきっちり割り出そうと久しぶりにホームベーカリーで試してみると「おや?」。どういうわけかきれいにふっくらとふくらんだのです。「おやおや?なんでだろう?」心なしか、あの強烈すぎる味の濃さも和らいだような。さらに手ごねでイギリスパンを作ってみると、「あれれ?」きれいな山がしっかり上がってる。意外と食べやすい、っていうか、これ単体でも甘みも感じられておいしいかも。なんだかしっとり感まで出てるし。
なぜでしょう?グルテンが少し弱めなので、あの夏の暑さには耐えきれず過発酵になってしまっていたのか?それとも粉が少し枯れたのがちょうどよかったのか?もしくは、この間にもさまざまな粉を試したため、私たちの感じ方が変わった(これは違うでしょうが)?とにかく吸水量を適正にして(くわしくは商品ページをご覧ください)、生地扱いはやさしく、発酵は少し早めかな、くらいのタイミングでオーブンに入れるといいようです。

そんなわけで、なかなか個性派の「T70」、単体でもいけそうですが、やはり毎日食べるにはちょっとクセが強すぎるかな、と言う方には、これまた最高のオススメレシピができました!「春よ恋」とのハーフ&ハーフです。これが、試した本人たちもびっくりのおいしさ。絶妙な旨味と甘みのバランス、「T70」の濃すぎる個性を春よ恋がうまーく包み込んだのか、お互いに引き立て合ってどちらにもなかった味わいを生み出してます。とにかく、このブレンドはあり!です。キッチンではちょうど50%ずつで作ってみましたが、お好みで配合のバランスをカスタマイズしていただければ、きっとお気に入りの「T70」&「春よ恋」ブレッドが見つかるはずです。レシピは今週アップしますので、だまされたと思って(?)ぜひぜひいちど試してみてください♪


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今週のおすすめ商品!
北海道産強力粉(はるゆたかブレンドT70)1kg
はるゆたかの旨みがギュッ!使い方次第でおいしさ倍増
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