
手づくりのパンの魅力は、刻一刻と変化していく生地との対話かもしれません。
ゆっくりと時間をかけて育てていく天然酵母のパンづくりは、まるで小さな生き物を見守るときのように、不思議とやさしい気持ちになれるのです。
焼き上がったパンの個性は、ゆっくり育てた酵母の個性。作り手の心をうつす天然酵母のパンを、こちらでご紹介していきます。
今回の特集では「天然酵母って?」という所からはじめてみたいと思います。

※今回ご紹介しているレシピの6回分になります。
※おいしいパン作りは、まず、すべての材料を正しく量ることから。
1g単位の細かい計量には、デジタルはかりをおすすめします。
こねる工程で使用している「ロールパット」は、生地がくっつきにくく、お手入れが簡単、さらに、収納場所を取らないという、クオカおすすめの逸品。でも、もちろん、「オリジナルペストリーボード」や、「ストレッチスタンド」でもパン生地をこねることができます。どれも持ってない!という場合は、ご家庭にある大きめのまな板でもOK!その場合は、打ち粉(レシピ分量外)をしっかりするのがポイントです。お手元の台を使って、まずは気軽にパンをこねてみてください。
※行程にはおおよその時間を記載していますが、温度や湿度により時間が異なります。

1.容器に分量の水(30℃)を計り、水を混ぜながらパン種を振り入れていく。容器は容量が水とパン種を加えて3割残るぐらいになる容器を使う。
2.ダマが残らないようによく混ぜて、自動発酵器(あるいは約30℃を保てる環境)で24時間保存する。
3.泡立った状態から段々と生種が落ちついてきたらできあがり。軽くフタをして冷蔵庫で保存する。

天然酵母はパンを焼く一日前から用意しましょう。おこした残りの生種の保存方法は「天然酵母って?」をご覧ください。

1.ボウルに強力粉、生種、上白糖を入れ、少し離して塩も入れておく。
2.水を加え、握るようにして混ぜ合わせる。
3.生地を台にあけ、手のひらでぐっと押しつけるようにしてひとつにまとめていく。
4.時々向きを変えながらこね、生地がなめらかになるようまとまればできあがり。丸めて油脂を薄く塗ったボウルに入れる。

5.軽く霧を吹き、表面が乾かないようにラップを軽くかぶせて約30℃で8時間ほど保存する。生地が2倍にふくらめば一次発酵終了。
6.発酵した生地をスケッパーで台に取り出し、60gに分割していく。

発酵中の生地の保温はオーブンの発酵機能を使うと便利。最初の10分くらい温めたらあとは電源を切ってしまってもOK。だいたい1時間おきにこれを繰り返せば、温かい状態が保てます。

7.生地の中のガスをしっかりと抜くようにしながら、生地の表面が張った状態になるように丸めていく。
8.底をつまんでしっかりと閉じたら、クッキングシートを敷いた天板の上に置き、約60分発酵させる。 このとき、乾燥しないように濡れ布巾をかぶせ、温度を30℃程度に保っておく。
9.2倍くらいにふくらめば発酵終了。220℃に温めておいたオーブンで約23分焼き上げる。
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