今回のゲスト
上田まり子さん
1997年からパンづくりを独学で始め、辻調製パン通信講座を修了。自宅でパン教室を主宰するかたわら、金融機関SE職、大学コンピューターセンター研究員の経験をもとに、パソコンサロンも開く。著書に、「上田まり子の焼きたてパンLESSON」(白夜書房)、「上田まり子のMKホームベーカリーレシピ」「卵乳製品ゼロのホームベーカリーレシピ」(ともにPARCO出版)、「ホシノ天然酵母のホームベーカリーパンレシピ」(マーブルトロン)などがある。合資会社わかば工房(http://mariko.biz/)代表。Home Bakery まりの部屋

パン作りを楽しむ2つの道具〜ホームベーカリーとカメラ〜

こんにちは、上田まり子です。 ホームベーカリーでパン作りをしています。かつてはパソコン関連のお仕事をしていたので、機械好きの性格からか、ホームベーカリーも飽きることなく10年以上のつき合いになりました。今では仕事道具として大活躍しています。

そんなホームベーカリーを使っている、自宅パン教室の様子を少しご紹介いたしますね。教室では、4台の機械がこねる作業を担ってくれています。生地の様子とこね具合を見るため、フタを開けて確認しています。1時間ほどでパン生地の発酵を終えたら、楽しい成形の作業に入ります。生地の感触はあかちゃんのほっぺのようにほんわかしていますよね。幸せのおすそ分けをしてもらったようで、これがたまらなく私は好きなのです。

パンの成形を終えたら最後の発酵時間を待ちます。ふっくらさせた生地をオーブンに入れて焼きはじめると、パン屋さんのあの美味しい香りが漂ってきます。焼きたて直後のパンは、文句なく美味しいですし、そして見た目も美しいですよね。すぐに写真におさめて、そしてすぐにお腹にもおさめてしまいたくなります。

ちょうど教室ではお昼過ぎにさしかかった頃なので、お腹はペコペコ。でも、ほんの少しだけガマンして、パンの姿を写真におさめています。

撮るときは、どこのおうちでもできる簡単なセッティングをします。日中、窓から入ってくる日差しだけを使うので、部屋の電気を消して、フラッシュもオフにします。外の光がレースのカーテン越しに入る場所にテーブルを設けてパンを置き、逆光になるよう部屋側からカメラを構えます。パンの手前側が影になるので、白い板(レフ板)を立てると明るくなり、全体的にふんわりした写真になります。

私の使っているカメラはデジタル一眼レフのCanon EOS 40D。これに、ボケ感の出る明るいレンズ、50mm F1.4を付けています。部屋の中で、パン、そしてお菓子、小物、お花などを撮るのに適したレンズだと思います。

今回の新刊『野菜と雑穀と豆のパン』では、このレンズを使って、自宅リビングの窓辺ですべて撮りました。毎日パンを焼き、傍らでスタイリングをして、写真を撮って・・・という繰り返しです。スタイリングは、あくまでパンが主役なので、かなりシンプルです。パンとの色合わせをしたり、素朴な木製のボードやトレー、アイアン製のバスケット、お皿など、パンと相性の良いものを選んでいます。

撮るときは、しっかりと主役のパンにピントを合わせることに気をつけます。当たり前のようですが大切なことです。そして、自分が「美味しそう」「かわいい」「ここを見せたい」と思って撮ると、その写真を見る人にもその気持ちが伝わるような気がします。

パン教室では、コンパクトデジカメやケータイ、一眼レフなど、ご自身がお持ちのさまざまなカメラで皆さん撮っていらっしゃいます。中には毎月変わる待ち受け画像にして楽しんでいたり、ブログをお持ちの生徒さんは、記事を書いたりされています。私もその写真を見るのが楽しみです。

やはり、せっかく撮った写真ですから、パソコンにしまっておくのは勿体ないですよね。ブログをお持ちであれば載せたり、ポストカードなどにプリントしたりして、作品として目にする機会があると良いなと思います。はじめは恥ずかしいのですが、見ているうちに愛着がわいてきます。ほかにも、ラベル作成ソフトを使って、写真入りのオリジナルラベルを作り、贈り物に貼るのも個性を演出できますし、写真つきのレシピカードを作ったり。自分で撮った写真から12枚厳選して新しい年のカレンダーを作っても楽しいと思います。

愛情込めて作ったパンは、おいしさを味わうのと同時に、美味しそうに写真を撮って、いろいろな形で残してみると、楽しみが広がっていきます。

cuocaで買える上田まり子さんの本
上田まり子のホームベーカリー・レシピ 野菜と雑穀と豆のパン
ホシノ天然酵母のホームベーカリー・パンレシピ
卵・乳製品ゼロのホームベーカリーレシピ
上田まり子のMKホームベーカリーレシピ
上田まり子の焼きたてパンLESSON
パン焼型(ハート)
型に入れるだけで可愛いパンに大変身します!作るときは、生地量と発酵具合に気をつけるのがポイントです。

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