今回のゲスト
今別府靖子さん
料理研究家・栄養士。健康・食育をテーマに雑誌、広告、Webなどで活躍。現在、料理教室での講師や商品開発、雑誌や健康系Webサイトでもレシピを掲載中。テレビ「おもいっきりイイ!テレビ」や「はなまるマーケット」などにも出演。主な著書に「米粉おやつ」他多数。米粉スイーツブランド「リソファリーナ」も立ち上げ、好評を得ている。

米粉、ぜひ使ってみて!

『米粉』が最近やっと注目をされてきて嬉しく思っていますが、なぜ『米粉』がもっと早く注目されなかったんだろうと思う事があります。なぜならば、こんなに用途が多く使いやすい、しかも料理法によって変化する食感はなかなか面白く美味しいのです。

私の場合は『米粉』と出会ったきっかけが10年前の娘の小麦アレルギーでしたので、食感を楽しむ余裕なんてありませんでした。普段食べている食事にどれだけの小麦(粉)が含まれているか改めて驚いたのもこの頃でした。特に市販のお菓子や外食はほとんど食べる事ができませんでしたし、何といってもパンやケーキ類はまず無理でした。そこで、当時は小麦粉の代わりになるものとして上新粉やお団子の粉などを使い、揚げ物のつなぎや衣、お好み焼きの生地やシチューのルーなど、ただ単に小麦粉の部分を上新粉に代えただけなので、面倒くさがりやの私にとっても苦になりませんでした。しかし、子供にとって楽しみな誕生日やクリスマスなどのイベントで食べるケーキにはさすがにどうしたものかと悩みました。そこで、上新粉でケーキを作ったところこれが案外おいしかったのです。小麦粉のスポンジよりはずっしりとした感じでしたが、しっとりと味わい深く、しかも思った以上に簡単に作れた事に我ながら「これは結構いけるかも!」と思いました。

それから上新粉で料理やクッキーをはじめシフォンケーキやシュークリームなどお菓子もいろいろ試し始めました。その内にふとしたきっかけで『米粉』を取り巻くあらゆる方々との出会いがあり、上新粉ではなく『米粉』を使うようになりました。さらに現在レシピ本を出版させていただくまでになりました。    

もともと料理の仕事をしていた私は、当時より出版社の方にも『米粉』の存在を伝えていたのですが、あまり興味を持たれず何度肩を落した事でしょう。当時は『米粉』はあくまでも米の粉であり団子の粉としてしか考えてもらえなかったのです。確かに見た目には違いがわかりませんが、ある新技術の開発により上新粉よりさらに粒子が小麦粉まで細かくなったことでパンやスポンジケーキなどの洋菓子も作れるようになったのです。これは現在のあらゆる米粉商品をみてもわかるようにとても画期的なことなんです。

私の場合は、日々の料理にも普通に使いますので『米粉』で作った!というような特別なことはありません。よく小麦粉の代わりと考えがちですが、決してそうではなく全く別の食材と考えた方が自然だと私は思っています。私の娘のようにアレルギーの場合は代替えと考えるのが普通ですが、実は『米粉』の場合は同じ食卓を囲む家族や友達も同じものを一緒に美味しく食べることができるのです(あくまでも小麦アレルギーに関してではありますが・・・)。扱いが簡単でしかも美味しい!

今後、益々『米粉』の商品が私達のお腹を満足させてくれることでしょう。でも、やっぱり手作りはおいしいし温かい気持ちになります。これまで手作りはちょっと・・・と思っていた方も案外簡単に作ることができますので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。それに、『米粉』は自然で体に優しい・・・だって昔から私達が食べているお米なんですもの!

1/15(木)にクオカショップ自由が丘にて今別府先生によるスペシャルレッスンが開催されました。その際に先生が使った米粉は「リ・ファリーヌ・グランクリュ」。これを使って「フォカッチャ風オリーブパン」と「ミックスベリーのタルト風ケーキ」の2品をご紹介いただきました。詳しいレシピは「米粉のおいしいレシピノート」をご覧下さいね。

cuocaで買える今別府靖子さんの本
米粉のおいしいレシピノート

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