今回のゲスト
荻山和也さん
粉からのパン作りに魅せられ、パン研究家の第一人者である、竹野豊子氏に師事。本場のパンに触れるため、ヨーロッパ各地を訪問。現地で習得したパンを、手軽に作れるレシピとして発表し、主催する教室などで好評を博している。
また、料理の分野でも厨房での経験を生かし、家庭で手軽に作れる、プロの味を伝えている。
■講師活動:タケノぱん工房講師、マルエツいーとぴあ料理教室講師 他
■書籍:「ボールひとつのパン作り」グラフ社 他

パン・料理研究家の荻山和也です。

パンを自分の手で焼き始めてから、もう何年経つでしょうか?
パンは買うものと思っていた僕ですが、恩師である竹野豊子氏と出会い、師事してから毎日のようにパンを焼いています。「初めてパンを焼いた時の感動と、今日焼いたパンへの感動が、ずっと変わらないのが、パンの不思議な魅力だ」とは竹野の言葉ですが、僕もまったく同感です。いつでも、初めて作った時の感動をよみがえらせてくれる、パン作りは本当に素晴らしいと、パンがオーブンから出てくるたびに思うのです。

ゴールデンブラウンといわれる、おいしそうなパンの焼き色を思い出すだけで、ワクワクしてきませんか?パン作りには一見複雑に思える工程がいくつも出てきますので、初めて作る方には、少し敷居が高いかもしれません。でも一度流れを知ってしまえば、あとは同じ事の繰り返しです。基本を押さえて、パン生地ときちんとむき合えば、パン屋さんで売られているような憧れのパンでも、きっと焼くことが出来るはずです。

「パン作りは教えるのではなく、伝えるもの」これも竹野の言葉です。毎月30回くらいのパン教室を行っていますので、延べ200名くらいの生徒さんにお会いしています。200人分のパンへの思いを受け止める仕事をする事ができて、こんなに嬉しい事はありません。講師である僕を含めて、パン作りが好きという共通点を持った人の集まりですから、本当に楽しくて時間を忘れてパンと触れ合っています。小麦の特製を引き出し、イーストの発酵をコントロールして、自分が美味しい!!と思うパンを焼くそんなお手伝いができたらと思っています。それがパンを伝えるという事なのだと理解しています。

最近人気のホームベーカリーも、パン作りをぐっと身近にしてくれる便利なアイテムです。タイマーを使えば、スイッチ1つで、朝にはパンが焼ける素晴らしい香りと共に目を覚ますことができるのですから。ホームベーカリーが、粉からパンを作り上げるまでを、ずっと見ていたことがあります。最初は注意深く混ぜ始め、強く、弱くと繰りかえし生地を捏ね、焼成前に、パン生地を適度に締めて成形するところはまさに見ものです。あんな小さな機械で良くぞここまで!!と感心するほど、ホームベーカリーは素晴らしい機械で、人間が手で作るのと同じように注意深くパンを作っていました。さらに、最高のパン生地をつくることが出来る、ニーダーにもなりますから、手でパン生地を捏ねることに自信のない方にもお勧めです。

パンを作る道具や材料はとてもシンプルですから、思い立ったらすぐに始めることができます。オーブンがなくても、油で揚げたり、フライパンで焼くパンもあります。型がなくても丸めて焼けば充分です。焼きたてということだけが、パンの美味しさのすべてではないですが、オーブンから出てきたばかりの、焼き立てのパンは、作った人にしか味わうことのできない特別なパンなのです。


cuocaで買える荻山和也さんの本
ホームベーカリーでお店の人気パンが焼けた!
今日はパンの日
どうぶつパンとデコレーションパン
WENGERスナックナイフ イエロー
焼きあがったパンを切るのはもちろん、パン生地にクープをいれたり、料理にも使っています。

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