おひさしぶりです!

大変ごぶさたしております。
この半年で、鎌倉から東京での引越し、そして臨月生活を東京で迎え、11月に女の子を出産して子育てをして、少しずつお店の仕事に戻って・・・としていたら、3月の大震災。更新を中断していた言い訳ですが、そんな日々を送っておりました。これからどうなるんだろうなぁ。不安な日々は続きますね。
さすがの私も、この地震の直後は食欲もなくなりまして。今までの、のほほんとした食べることへの欲求みたいなものは、安定した生活あってこそなんだなぁと今までの幸せを思いました。桜も咲いて少しずつ心も落ち着きを取り戻してきて、今では明日の晩御飯何にしようかなぁとか考える余裕も出てきました。被災地の方の生活を思うとまだまだ贅沢なことと思います。でも気持ちがぎゅうぅっと縮こまっていた時に、お菓子を食べたらすごく心が和らいだので、心の栄養には、やっぱりおいしいお菓子は必要だなぁと甘いものの魅力を改めて感じていたりもします。自分なりのできる範囲で、おいしいものを楽しむ時間で日々の生活を豊かに感じられるといいなと思います。

さて、子供が生まれて変わったことといえば、やはりアルコールが飲めないこと。これは妊婦生活から続いているので、もう1年以上はアルコールから離れた生活です。別にお酒がないと生きていけないわけではありませんが、やっぱりレストランに行って食事と一緒にワインが楽しめなかったり、お寿司屋さんでビールや日本酒を楽しめなかったりするのは寂しいものです。でも最近アルコールフリーのビールが続々出てきているのは、私にとってはありがたい限り。ヨーロッパでもノンアルコールのワイン、続々出ているようですね。低アルコールのワインなんかを見つけると試してみますが、低アルコールワインも低アルコールビールも、今のところドイツのものが意外と好みです。もっぱらネットで検索してお取り寄せしますが、もうちょっと買いやすくなるといいなぁ・・・。

そんな流れでおいしいジュースを探すことにも、ちょっとした楽しみを見出しています。フランスのアラン・ミリアの高級なジュースは飲み口がするりとして香りがよくて、ここぞ!という時のジュース。桃やアプリコットのジュースがおいしかったです。私はりんごジュース好きなんですが、この頃のジュースブームで、白ぶどう系のジュースにも開眼しています。オーストリアもののワイサートラウベンモストというワイン用の白ぶどうを使ったジュースもおいしい。それと、デメター認定(バイオダイナミック農法)のマインクラングのりんごと白ぶどうジュース。どちらも香りがグンと出てて、ワインの代わりになります。今のところ、ここのものが一番気に入ってます。日本のものならノースファームストックのりんごジュースと白ぶどうジュース。それとトマトジュースもお気に入りです! こうして羅列してみると結構ジュースで楽しんでるなぁ・・・。

子供が生まれると、行事も大事ですね。うちではあまり行事が重要視されていなかったのですが、なんとなくお食い初めの時期と初節句の時期が近かったので、一緒にしてお祝いしました。うちのお雛様、私が生まれた時に祖母から贈られたものなんですが、実家にしまい込んであったのを、引っ張り出してきました。祖母のいた新潟村上市の地方の伝統的な泥人形だそうです。なんだか素朴でカワイイです。でも結構大きくて、あんまりバランスがよくないんです。お節句が終わり、娘が早く嫁に行けるようにとさっさとしまっておいたので、地震で倒れてしまわないでよかったなぁ。もちろんこの日のお食い初めの時は口に運ぶ真似事だけして、大人だけでわいわい楽しみました。本来のお食い初めの時はお赤飯ですが、お節句と混じってちらし寿司だったり、器もありものを組み合わせてなんとなく形だけまとめまちゃいました。でも初節句のお祝いで頂いた京都のちご餅が雰囲気をひきしめてくれました。まだまだ離乳食を始めたばかりですが、こうして日本の行事ごとのお料理やお菓子を、楽しんで作ったり食べさせたりできたらいいなぁと思います。

まだ離乳食でおかゆとかぼちゃしか食べていない娘が、これからどんどんいろんなものを食べるようになっていくのも楽しみです。お料理とか一緒に作ってくれるようになってくれると最高ですが、まだまだ先のこと。こればかりはどうなることやらわかりませんね。毎日娘と一緒に、新たな生活が塗り替えられています。作ること、そして食べることを楽しんで、心豊かな日々を送れるようにしたいと思います。
菓子研究家。フランス菓子を東京、フランスで学ぶ。雑誌や書籍、イベントのほか、鎌倉「Romi-unie Confiture」のディレクター、東京駅構内グランスタ「Fairycake Fair」プロデューサーとして、お菓子の楽しい世界を広める。2008年9月には、東京 学芸大学に焼き菓子とジャムの店「Maison romi-unie」を開店。お菓子教室も定期的に開催し、「お菓子のおいしさ、そして楽しさ」をいろいろな形で伝える活動をしている。

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