前田さんのヘッダー
<br />パン用小麦でおなじみ、春よ恋、はるきらり。今年は4月15日から種まきとなりました。 例年とくらべるとほぼ平年通りのスタート。しかし昨年のように4月8日まきという早い年もあります。違いは?冬の雪の量、寒さ、雪解け、春の気温です。 

雪が解け、凍った土が緩み、大地からもうもうと水蒸気が上がると種まきができるようになります。整地をして、肥料をまいて、種をまいてと作業は一気に連続です。料理と同じで作業にも適期があり、土の状況を見ながら作業機はどうしようか?種はいくら落とそうか?肥料はどのくらいまこうかと決めていきます。畑に入る最初の作業が、春小麦の種まきなのでワクワクするシーズンの始まりです。
二女もお手伝いという名の邪魔をしにきました。どれだけタイヤが大きいかわかるでしょ! 

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この作業機は、土に空気を入れ、水はけを良くするための爪が5か所ついてます。約45cmくらいの深さに爪を刺して、空気を入れることで土をほぐし、雨対応にもなります。
また雨が降れば一気に地温が上がるのもこの作業機が耕した土の特徴。 

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次の日の朝はこのとおり。前の日が暖かい場合、放射冷却現象が夜間に発生しやすいので翌日は大地が呼吸しているようです。私の大好きな風景。生きてる感じがします。 
それからうちでは、種をまいていきます。下の作業機がそれ。 


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タンクの中には小麦の種が入っていて種の量を調整してまいていきます。うちの順番は(1)春よ恋⇒(2)はるきらりの順。 理由は春よ恋のほうが若干はるきらりより成熟が早く、できるだけ収穫時期をずらしたい(機械や掃除時間の関係上)からです。またまく畑も、標高が低く、比較的暖かい自宅周辺に春よ恋、約-1℃/日くらい差が生まれる高台の畑(13km先)にはるきらりをまいたりしています。  

それから今年は本別町農協青年部の農業体験授業で、春よ恋の種まきを小学校3年生にしてもらいました。出前事前学習をして、いろんな品種があること、小麦にもヒゲがあること、価格が違うこと、どのくらいの量からパンがどのくらいできるかをお話しさせてもらい、実際に畑の一部を使って種まきです。夏には収穫して、石臼で全粒粉にして、ピザにして食べる予定。楽しみです。 


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キャーキャー言ってやるのですが、中には「ばあちゃん家でやっててもうやりたくな~い!」「寒―い、お腹すいたー」という声も・・・。これも農業者だったら忙しい時に定時の休憩やお昼は取れないんだよという勉強。どうなるでしょうね。 

さて、それから10日くらいすぎるとピョンピョン小麦達がでてきます。 

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5月1日には早くも3葉期。3枚の葉がでてきました。 

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現在もすくすく育ってますよ~。 ちなみにこの時点で、春よ恋とはるきらりを見分けろと言われても無理です。ほぼ同一。 分かるのは種の時点と、穂が上がってきた時ははっきりした違いがあります。<br /><br />

春耕期の訪れ その2

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3月には大きく2つの出来事が。1つはスタッフの一人だったH君が退職し、実家の酪農畑作業を継ぐ決意をしたこと。
(写真左端の帽子のスタッフ) 

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食の原点である農業を根っこからやりたい!また実際やれる環境にある人や特に若い人は農業地帯でも本当に少ない!!
高齢化の足音はおのずと大きくなっているのは分かりますが、それよりも子供や若い担い手になる人の確保のほうがずっと重要です。日本の食ってなにか不思議になりたつ凄い仕組みになっていて、今後の世界食糧事情からすると大変な事態になる危機感をもってます。それでも牛や土、作物を育てたいという想いのある人をうちから出せたのは誇りです。

社長(父母)は過去に何人もの新規就農者を育ててきましたが、私にとっては彼がほぼ初めてになり、ちょっとした満足感と真狩村に帰っても地域で活躍してほしい期待感があります。がんばれ、愛されろよ!H君。 


少ないといえば、料理をすることもその一つかもしれません。家庭で作る人達よりも、出来あいのものを食べる人のほうが多いです。確かに楽だし、時には美味しいけれど、家族でもしくは仲間で、時には美味しくない料理の思い出話がでてもいいくらい。

今考えれば、私の高校の弁当がなぜあんなにシンプルだったのか?ご飯に梅干し、卵焼き。それに昔は葬儀や通夜の時に仕出し弁当がでていて、しょっちゅうその中の残り物や覚えているのは三角型の羊羹。小豆を食する文化があの時醸成されていたんだと今でも懐かしく思っています。まっ、母も大家族で朝から畑に立つということであれば、そうなるんだなと今になって分かるわけです。
ある時なんか、白米弁当の横の銀紙に金時が三つ。"なんだケチくさい三つかよ~"と口にした瞬間、アーモンドチョコだったのを鮮明に覚えています。あれもチョコ好きな子への愛情とギャグ?だったのでしょう。 


さて、大幅にずれた話を戻して、もう一つは、"石窯の製作"です。以前から農場でピザとかパンを振るまうことができればと思っていました。しかも多人数分。石も北海道の素材でやりたいと"札幌軟石"といわれるその名のとおり、札幌周辺で採掘される石を窯に組み立てました。
約4万年前に支笏(しこつ)湖の火山活動で生まれた石層で、道内の有名なお菓子屋さんとか、札幌コンベンションセンター、小樽レンガ倉庫の一部にも使われているそうです。
ダンプで日高山脈を越えて、採掘現場までいって石材屋さんから石をいただき組み立ててみました。一石約80kg近くあるため、JAほんべつ青年部の本別支部の若いメンバーに来てもらい作ってみました。 

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確かに軟石だけあって、ポロポロ砕けやすい。"あれ大丈夫だべか・・・?"と不安半分、期待は2倍の状態です。火入れはまだですが、気をつけないと割れてしまうので石と要相談ですね。そのために取外し可能な鉄枠を製作。 

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今は2層の窯の入り口のデザインと作業性を考え悩んでいます。どうしましょ?

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 "お父さん、ホントにできんの~?"とドキっとすること言われましたが"見てろよ~!楽しいぞぉ~"とだけ言っといたのです。薪拾いにいかせなきゃ。それから、1,2月と山にいっていたので薪を調達しなきゃ。通常は1,2年乾燥させる必要があるため、ここではどこまでやるかは未知数のところ。
今後、修学旅行生の受入や7月のベーカリーキャンプ、子供たちの部活動、会社の懇親会や仲間での地域の交流会に大いに役立てばと思ってます。是非、クオカ愛好者の皆さんも来てくださいね!!これで小麦たちもこんがり小麦色に焼かれたら、嬉しいだろうな~と思いながら本格的な春耕期を迎えます。  

本州は春本番ですね。春がキラキラ輝く「はるきらり」やちょっとキューンとときめいてしまうような「春よ恋」をチョイスしてもらって、自らがパワースポットになってくださいね!!
農業現場では"春耕期"という言葉があります。春の訪れとともに土にも温かみがでていよいよ仕事開始となるドキドキ感と高揚感が詰まっています。 

3月はまさにその助走月。4月中旬の「はるきらり」や「春よ恋」の種まきに向けた融雪剤の散布。 
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今年は雪が多く、例年よりも寒かったのは本州の皆さんも感じているところ。1月にはマイナス20度が何日も続きました。
ただ感じているのは、土壌凍結がそんなにはないのではないかと。雪がベットになってくれた分、寒さが入り込んでない気がします。きっと10cm程度じゃないかなと。融雪剤ですが、石灰(炭酸カルシウム)に墨をうったような資材で雪の表面を黒くします。そうするとドンドン雪解けは進むんです。今年はそれに加えて、豚糞、鶏糞のペレット(カプセルみたいな状態のもの)を融雪+有機肥料補給に散布。 

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鶏糞はよかったのですが、初めてまいた豚糞は比重が重く、雪にまいた瞬間にささりこんでしまい、融雪の効果は半減。
しかし穴が開くことで日中の暖気が入り雪解けに少しは効果が持てそうです。散布5日後くらいに畑の雪に乗ってみると、ズボッと入らない。表面が寒さで硬い証拠です。朝方ですから余計ですが。
波状になっているのも、不規則な雪解け模様と風の影響で不思議な模様だらけです。

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それから、4月下旬からのビート(甜菜)の移植作業のための苗作りは3月上旬に行い、 2月中旬から準備。分厚い氷を振動ドリルやツルハシを使って砕き、除去。 
 
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それからハウス内の整地や諸々の準備を整えて、ビートポットに土を振動機でいれて、種落とし作業です。 

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ビニールハウスにきれいに並べ、3,4日後に水まき開始。ここで最も重要なのが発芽を揃えること。温度や湿度管理の見せどころです。ここで揃うということは、ほぼ問題なく管理作業早遅がなくなり無駄のない管理ができます。 
外はマイナス10度でも、この時ばかりは暖房をたいて、夜間も5度以上を発芽までの数日間はキープ。時には"いっぷく"して一休み。 
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今は、ビートの本葉(子葉がでてからでてくる最初の葉のこと)展開期になります。もちろん、外はまだ雪化粧。ビニールハウスの中でヌクヌクとそれから段々寒さに慣れさせていくのです。

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あらためまして今年もよろしくお願いします。 
1月に入って長らくお休みをいただいていました。 今年の仕事始は1月16日から。今年も無病息災、怪我なく、事故なく、美味しい小麦や農産物がい~ぱいとれるように頑張りたいとスタッフ皆で確認。 "この先に、食べる人あり"の気持ちを大切に、日本の食の一端(かけらくらいですけど)のお役にたてたらと思います。よろしくお願いします。 

今年の一月のメイン仕事は去年に引き続き、山林管理。朝はマイナス20度を超える日が・・・。しかも今年に限って真冬日が連続しています。
マイナス20度にもなると、寒い⇒痛いみたいな感覚を覚えます。鼻穴は呼吸するたび、凍ってつまるような息苦しい感じに。川の水温のほうが暖かい現象になり、朝の川べりはガスがかかっています。山はひっそりとしていますが、その寒さに負けないどっしりとした強さを感じます。やっぱり凄いです。自然の営みって半端な世界じゃありません。  
しかも雪もタイムリーに降ったりしています。カラマツの下枝を払って成長を促すので、根本の雪かきから始まり高さ2mくらいで枝を払います。果てしない作業に感じますが、ちょっとずつ進んでいるのも事実。この成果がわかるのはきっと5年後くらいです。

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からまつの木の下まで枝がはっている。これを高さ2mくらいまで枝掃いの処理をし、なおかつそれぞれの木の間隔を役4mくらいになるように除伐をする。

  karamatu2.png 枝掃いだけなら、適当な硬いニレかナラを棍棒にして枝をたたき落とす。太いのはチェーンソー。作業場、全体を2回以上は巡る作業です。

  karamatu3.png 木の根元に払われた枝が集まっているのがわかりますか?こうしてボサボサの髪をスッキリさせることでより光合成の働きがよくなり木の成長を促します。 

それから雪降る日は、小麦の工場でラインの改造です。今年はより小麦選別作業の大処理化を図ること。工場内の環境改善に力を入れました。風力選別機といって、風の力で小麦と夾雑物(茎、藁、規格外の小麦など)を選別する機械を新たに導入。こういうとカッコ良く聞こえるかもしれませんが、ある工場でもう10年以上使われなくなった(実際は40年くらい前の機械)機械を引取り、皆で清掃、修理、ペイントを施したもの。うちでは"白い巨塔"って呼んでます。
また環境改善はその機械から出る埃や塵をだす大きな換気扇を取付。きっと今年の調整作業(小麦のより分け作業)は、鼻穴が綺麗になる?ことを予想して、ワクワクしてます。  


また十勝小麦を使った楽しそうなお知らせを3つ。 

1."十勝パンを創る会"が発足。十勝産小麦を使った十勝パン職人の技術向上の会です。 "十勝の魅力をパンの形で伝えたい""地元の小麦や農産物をもっと美味しくしたい!"とパン職人、農家や製粉、流通業に係る方が集まりました。
2月5日には、シニフィアンシニフィエの志賀シェフを特別講師として招き、勉強会、交流会をしました。第一弾は、「十勝あんパン」と小麦の味のわかるリーンなパンとして「チャパタ」を皆で作ります。皆さんが十勝に来た時に、パン屋さん巡りがしたくなるそんな会の発足です。 
活動はFacebookでもアップ中です。日本中のパン屋さんやパン好きの皆様をこの素晴らしい小麦の大地に呼び込めればと思っております。よければお友達になってください! Facebook検索→"十勝パンを創る会" 

2.二つ目は"十勝春小麦マッコリ"の開発中!! 北海道の春まき小麦3兄弟がそれぞれマッコリになります!しかもここ十勝から! マッコリって韓国語で"農酒"と書くくらいで、もともとは農家の利き酒。 疲れをとるためのお酒だとも言われています。そのマッコリを春まき小麦で作っちゃおうという企画。 

第一弾 幻小麦 はるゆたか 帯広市の伊藤弦輝さんのところでとれたものを使用! 
第二弾 パン用人気もNo1 春よ恋 本別町の我々、前田農産が担当します!恋の味がするのかな? 
第三弾 期待の春麦エース はるきらり 音更町の津島農場の"きらり"とした逸品! 特徴は、十勝でとれた春まき小麦を使用。生産者の顔のみえるお酒。  
十勝地方の3市町のコラボ商品。限定それぞれ600本のみの販売! 醸造は、北海道でも老舗の作り酒屋、田中酒造様で行います。 現在、第一弾の"はるゆたか"を醸造中。当農場では、小麦の外皮をとる作業を行ったばかりで2月に仕込み予定、販売は4月になります。 販売は十勝、帯広にある老舗百貨店、藤丸様で取り扱ってます。 第一弾のはるゆたかマッコリは販売は3月を予定しています。限定600本です。要予約を! 
 
 
3.雪あかりナイトinほんべつ  

平成24年2月4日に第8回の"ゆきあかりナイト"が開催されました。ほんべつの町民が手作りした、アイスキャンドルで町を照らすロマンチックな冬祭り。2月上旬が真冬のピークにもなります。今年は一月から順調に?寒すぎる日が続いていて、バケツでつくったキャンドルも順調に凍りついて出来上がってます。
是非時間のある方は、ほんべつ町まで!! うちの社長もその作業、毎日作ってやってます!
昨年の「雪あかりナイト」の様子はこちら

木を見て森を見よ!

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"木を見て森を見ず"という諺がありますよね。小さいことに気をとられて、全体を見渡せないことということですが、山に入るとその意味がよくわかります。 

IMGP1543s.jpg 12月中旬まで、機械の整備、トラクター、作業機、調整ラインの改造等来年に向け、今年の汚れを落とし"お疲れ様、来年も頼むね!"という願をかけてガッチリメンテナンスを行いました。"よぉ~し"といいながら、次々とフィルターをかえたり、油圧やエンジンオイルを変えたり、壊れた場所、使い勝手の悪いところを直していくのです。畑のやるべきことはやりました。 

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それから山に行くことにしました。北海道の山は唐松が主流の植林木です。主に機械や家具の梱包材、パレットに使われたりしています。もちろん、チップは紙になり、また牛の敷きわらとしても使われます。山の木が綺麗に列をなしているのは、人間による苗木を移植していたからだって知ってました?とんでもなく重労働なんですよ。ですから今では、切りっぱなしの雑木山がかなり多くなってきています。 

唐松の伐採までの流れはこんな感じ。 

初年度 35年以上経過した唐松を皆伐(かいばつ)します。一度裸山のように木を残らず切り倒し綺麗にします。この時も造林(植林すること)するか、雑木林にするかで切り方が若干変わります。 

2年目 北海道では5月中に苗木を植林します。この時も腰鍬をもって、穴を掘り1本1本、2m間隔くらいで植えていくんです。60cmくらいの苗木です。 

3〜4年目 2年目も含め、苗木の下草刈りです。刈払機を使って広くて、笹の葉やうっそうとした雑草を切って、日光が当たるように苗木を守ります。約3年やります。乾燥や風で負けて淘汰されるものや、ネズミや鹿の食害も注意しなければならいなところです。
 

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10年目以降 苗木もそのころには7m~10mくらいに育ちます。ここから、除伐といって競り合って、木の葉がはりあっている木を切り倒し、日光の当たりを良くします。夏は葉があり作業しづらく、水分も多く含んでいるので、主に冬季間に行います。また冬の方が木も傷つきにくいのです。4mくらいの間隔にしていきます。 さらに、曲がって育ちの悪いもの、枯れてそのまま立っているものも除伐しておきます。 

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20年目 このくらいから間伐といって、さらに木々の間隔を広めて上げるために、木々の間の木を抜いて日光を広げます。この時期になると丸太の直径は30cmくらいにはなり、商業的にも使えるサイズになりますが、まず利益はでません。木の間を上手く切り倒すのはもちろん、それを土場まで持ってきくるのはプロじゃないとできないのです。手間賃でなくなり悪いと持ち出しです。 

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35年目以降 やっと一人前の木です。もちろん製材されるサイズや太さ(重さ)によって価格は変わります。木は何十年かけてもなかなか経済的なものではないのです。うちの場合は50年以上持たせています。 

日本の山林は荒れ放題と良く聞きます。そうです、こりゃ大変な仕事です。山での美味い空気は折り込み済みですが、時に命がけの仕事。現在は皆で、山道を復旧する作業から始めてます。12月中に雪が30cmほど積もりました。うっそうと生えた木々をチェーンソーできって、作業の機械を進めます。それも除伐をする地点へ到達するためだけです。この仕事に一週間かかりました。崩れた場所を木々で補強して前に進みます。山水のふいている個所もあるので、冬の自然凍結を利用しながら土を固めていきます。マイナス15度、20度は大歓迎です!なんていってると、メチャメチャ寒いので、マイナス3度くらいがちょうどいいな~とか思ってしまいます。 

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やればやるほど分かるのは、自然の逞しさと厳しさ、先人達の凄さ、山を創る難しさです。全てが半端ないです。何百年もここで生きてきたニレやナラの木を見ると雄大さと力強さを感じます。そして私のじいちゃん達やその前の曾爺さん達がこの山を育ててきたとすると、ろくに重機やチェーンソーのない中、良くやってきたなと不屈の精神を感じます。と同時に人間による山造りの難しさも感じるのです。  

"育てる"というのは一番難しいのかもしれません。時に勝手に育ちながらもちゃんとポイントで手をかけてやらないと上手くいかないですね。今日の仕事が30年後に実になる。それは私の孫の世代になるかもしれません。でもこの山を見て、畑を見て、"爺さん、ようやったな!!"と同じように言われればそれでいいのかもしれません。  

小麦だって一年に1回しかとれないし、山なんて40年で1回みたいなもの。 私も育てられ、育ちたいと思っています。 2012年もまた皆さんに支えられ、畑や山に立ちたいと思います。

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みなさん、本年もどうぞよろしくお願いいたします。そして日本の農業を育ててください。一緒に種をまいていきましょう。


ビートの収穫も終わる11月上旬、9月下旬から10月初旬にまいた秋まき小麦は、越冬に向けて体を作っていました。しっかり根を船のアンカーのように土にはり、寒さにグッとたえる準備です。

例年霜は遅くなっていますが、11月中旬からやっと-マイナス温度に朝晩は低下。霜は3℃くらいから発生します。霜の来る朝はきまって前の日が暖かく、夕方や夜になると風がピタッとやむんです。

以前はビート掘りや大豆の収穫というと、"さむ~さむ~!!"言ってやっていた気がしますが、朝晩は着込み、昼間は夏と同じ下着につなぎの恰好。鼻たれも以前より少ない気がします。

前回お話したとおり、来年収穫の秋まき小麦は3品種。

1.きたほなみ

2.ゆめちから

3.キタノカオリ

それぞれの11月中旬の様子をレポートします。

ちなみに、種をまく機械はその幅がそれどれ違います。うちの種まき機(ドイツ製)は12.5cmまき。日本の種まき機は代表的なものが30cmで通称"尺まき"(1尺=30cm)と呼ばれるものもあります。

写真を見る際のポイントです。同じふうに見えても全然うね幅が違う場合もありますからご注意を。

①きたほなみ

9月29日と(例年より5日ほど遅い)ちょっと遅れ気味で種をまきました。

なにせ9月上旬、中旬と断続的に雨がふり、思ったように畑の準備がいかなかったからです。

無理してまいても根が腐れたり、貧弱なためその後枯れたりします。

あれから2カ月に近づこうとしています。ここで葉数は7~8枚(この時期は一枚計算)まで成長していました。


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どちらかというと上記写真のように、きたほなみは最初から葉が立つ傾向が見られます。以前の品種「ホクシン」とくらべても葉の立ちが良く、光合成を多くうける体質から収量性ものびるんだと思います。うどん用として開発された背景がありますが、挽き方やタンパク数値を考慮すれば、お菓子にも最適です。今年はお菓子用として皆さんに使っていただければと思います。

 

②ゆめちから

単体では強すぎるタンパク成分を蓄えているパン用品種「ゆめちから」。パン用自給率1%(小麦全体14%)もこの品種の普及によって変わるかもしれません。いや私は変わると信じてます。

この品種は単一で使うよりは、「きたほなみ」や他日本の中力小麦、米粉などそれだけではパンが膨らまない場合の強力な補助ランナーの役目です。ちょうど駅伝の区間新記録者みたいに、他とのバランスをとってパンを膨らませることができるんです。

前田農産もパン用自給率を畑から押し上げたい。もっと国産のパンが普及してもよいんじゃないかと、「ゆめちから」の普及にとりくんでします。

昨年の実績の畑面積を16倍に増強!!

勝手に"メイドインジャパン倍増計画"というミッションを遂行しています。

"撒かぬ種は出ない"という言葉とおり、夢の種が100年も続いてきた畑に新たにまけるなんて、本当に幸せなことです。どうか皆さんでこの小麦のゆめを膨らましてほしいと思います。

お腹もあなたの夢も膨らますことができると思ってます。

さて、9月30日にまいた「ゆめちから」はすでに7~8枚にもなってました。もしゃもしゃっと葉が生えるのがこの品種の特徴でもあります。

昼間、霜がとけると葉は生き生きとしてきて緑が濃くなっています。

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③キタノカオリ

忘れてはいけないのが「ゆめちから」の生みの親・パン用小麦「キタノカオリ」です。

この小麦は美味しさとは裏腹の非常に気難しい"じゃじゃ馬麦?"みたいなところが、憎らしくその分愛らしく感じる小麦です。「ゆめちから」の誕生にやきもちを焼くんじゃないかなと思うくらいこの小麦の生産者は苦労と難しさを感じてきたと思います。

でも美味しさはピカイチ!数年後にはプレミアになると思われます。

今年は例年になく遅い10月6日に種まき。葉は4~5枚でるころでした。

親の「キタノカオリ」と子の「ゆめちから」似ているところはというと、幼少期は似ていると思います。どちらかというとベッタリ厚い葉をイソギンチャクのように土に這わせる形は正直見分けられません。

葉の色も「きたほなみ」は黄緑なのにたいして、「キタノカオリ」「ゆめちから」は濃い緑。

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種のまく量やその後の生育量、混みすぎても雪腐れ病の菌核病にかかる可能性があり、今ではほとんどの生産者が雪腐れ病に対する薬を散布して菌の寄り付きや寄生から麦を守っています。

この作業が畑で行う最終の仕事になり、11月上旬、少なくとも中旬しかも昼間しかまけません。なんでかというと朝夕では途中スプレーする機械が凍って散布できなくなるんです。

今年は10月に入ってから順調に穏やかな天気が続きました。畑の湿気っぽさもかなり解消できた感じです。

さぁ今年はいつ雪のお布団(根雪)になるんでしょう?でも雪のお布団は重要な暖房装置になり、ないと凍害で枯れる可能性もでてきます。

また12月にもなるといよいよ氷もついてきます。ハードニングといって根は栄養吸収をやめて、冬眠状態で冬を越すんです。

ちょうど北海道の針葉樹も夏に貯め込んだ水分を、根におろして自分を乾燥させて冷気からくる破断から身をまもるのに似ています。人間は食欲の秋に貯め込んで、冬はよりヌクヌクとしてしまうので寒さに関係なくふくらんじゃったりしますが・・・・(笑)。植物ってすごいですね。どこにそんな体内時計や季節を感じるセンサーがついているんでしょうか?

 といっても畑以外の仕事もこれから盛り沢山です。人間は冬眠しているわけにいきませんから。

来年度にむけ、ライムケーキを散布したり、機械のメンテナンス、調整ラインの改造、ビートハウスの準備、山林の除伐などやらなきゃいけないこといっぱいです。小麦だけの栽培や経営だけでない相互作用がつまった業態が農業です。大きくわければ第1次産業の一部ですが、やることは多義にわたります。ブログで日々のことも更新しています。

こちら→前田農産HP ブログ"あなたのキッチンから広がる麦畑"




早いものでもう10月ですね。

秋です!秋は食欲以上に(!?)秋まき小麦の種まきシーズンです!!!

8月に小麦収穫を終えた後、政府の検査に向けて粒をそろえる調整作業を夜な夜な行い、それから9月下旬の種まきに向けて、畑つくりを行ってきました。


この時期のうちの畑つくりは大きく分けて二つ。

①次年度に向け、堆肥による微生物と有機物の投入

②次年度に向け、緑肥(えん麦やマスタード)による病害虫の軽減と有機物の投入


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どちらも科学的な根拠があり、特に連作(続けて同じ作物を同じ畑にまく場合)は注意が必要です。

また、①の堆肥投入は今年は投入量を増やしました。なぜか?というと去年(平成22年)と今年(平成23年)は受粉から収穫までの期間が暑さのため短くなり、特に「きたほなみ」「ゆめちから」でうちは影響がありました。今年は昨年同様夏場の温度も高く、発酵がうまく進みました。ちょっと堆肥の山の表土をほじると"ミミズ"の大群が・・・"キャー!!素敵❤!!"となるのは農家ぐらいですかねぇ・・・。いずれにしても良い証拠です。

堆肥の投入量に対して考えたのは栄養分のとり方。人間だって夏バテしますよね。作物も急激な暑さはこたえるはず。即効性のある化学肥料も重要なのですが、じんわりと粘っこく根に栄養を送り続ける堆肥などの有機肥料も、天候の変化の対応にはもっと重要じゃないかと思いました。というよりも、ある先輩農家の素晴らしい小麦つくりの裏側を聞きにいったんです。"畑は一日にしてならず"なんていうのは当たりまえですが、一年一年の積み重ねで土作りができてくるんですよね。

②緑肥は来年作のビートや豆のために。

特にえん麦の"サイヤー"と呼ばれるオーストリア産の種を使用しています。これはネグサレセンチュウという根につく目にもみえないような虫の一種で、線虫の密度が土壌内で高まると、病気が発生しやすくなるからです。写真の種がサイヤーと窒素肥料。8月上旬、秋まき小麦あとにまきます。


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10月中下旬には丈が70cmくらいまで伸びています。穂がでてくるくらいにチョッパーで植物繊維が微生物分解しやすいよう、また後作業の簡便性をはかるために裁断。

もちろん、猛暑というのは暑さだけではないんです。ゲリラ豪雨や長雨も突如やってきます。

そのためには物理的な畑つくりも重要。でっかい爪のような機械を土にさして深耕します。

水はけを良くするのと、空気を入れることで土が柔らかくなります。より微生物の動きも活発になります。写真がその機械。


 

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それでも湿ってしまう時は、暗渠工事といって土中深くに排水ダクトを施工します。

強制的に畑の水を抜くんです。地上から約1m以上は掘って徐々に傾斜をつけて明渠とよばれる排水溝に流します。明渠も年とともに土砂が蓄積します。これも人間業で綺麗にするんです。キッチンの排水口がきれいでも、下水の管がつまってたら話になりませんよね。メンテナンスにも時間と経費を要します。明渠そうじはこんな感じ。


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でも気をつけているのは、毎年ちょっとずつ"悪くなったところ"をさらに悪くしない、一部だからといって見て見ぬふりをすると長雨にあたった場合、その"つけ"はしっかり廻ってくるもんなんです。

こういうことって普段の生活場面でもありますよね。

それから、土をリフレッシュするのに「プラウ」という機械で土を天地返しします。

深さ30cmくらいがこの機械により反転されます。うちではリフレッシュという表現よりも、多品種を栽培しているため前作の古種による混麦を防ぐための方法でもあります。写真がプラウ。土はフカフカになります。

 

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こうして、畑の準備が整ったらいざ、種まきです。

今年は大幅に作業が遅れました。8月下旬から9月上中旬にかけて雨が断続的に降り、畑に入れない日がかなり続きました。堆肥散布も合間をみながらの作業です。

ようやく9月最終週になってから天気は落ち着き始めています。

秋の雨の問題点は、乾きにくいこと。もちろん気温も低いですから乾くのに時間がかかります。

夏場の2~3倍もかかるんです。一度水を耐水させてしまうと、翌年までひっぱります。

そこだけ発芽が遅れたり、凍って凍死(実際は窒息)してしまうこともあります。

作業はできるだけ土が乾いた状態で行いたいのですが、越冬するまでの生育量も確保しなければなりません。大体小麦の11月中旬までに葉っぱ5枚を確保するべきとありますが、条件によってはそれ以下でも良かったり、繁茂しるぎても雪腐れ病になる可能性もあります。

9月下旬から10月上旬にかけて集中的には種。土の中で「ゆめちから」「キタノカオリ」「きたほなみ」がそれぞれ床につきます。


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去年や以前との違うところは

①種の量をへらす。

②フロントパッカーローラーの鎮圧により、種まく土壌を均一に抑え、根張りを整えるように調整する。

③②の作業と連動して、肥料は種まき後に行う。均等に肥料がいきわたるようにするのが目的。

④種まき後のケンブリッジローラーでの鎮圧をやめる。

①の種の量は「きたほなみ」は特にで、「分けつ」といって脇芽が発生しやすい品種なので、混みすぎると倒伏の可能性がでてきます。それと目標は、胚乳部分のふくらんだ粒の大きいやつを収穫すること。これによって、皆さんにいく小麦粉の量が増えるからです。穂の数も重要ですが、穂につく粒の太り具合がより重要になります。写真は種の実際の量を測るキャリブレーション(測定)作業。

 

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②パッカーローラとは土を鎮圧する車輪のこと。90cm径の重さが1.5t近くある機械でこのキットに何百万円もかけました。それだけ期待してるのですが、来年春には結果がでてきます。目的は"均等圧"土から得られる栄養を均等に吸収させる効果を狙ってます。トラクターの前の装置がそれ。


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③肥料は化成肥料。堆肥まいたのに?と思うかもしれませんが、堆肥からの栄養がジワジワときいてくるのは来年あたたかくなってから。越冬までの生育量の確保としてのみの肥料です。写真は散布作業。

 

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④は物理的に今年は土がぬれていてやれなかったこと。また無理をしてやると逆に土を締めすぎてしまっている気がしたからです。

ということで10日後くらいから、発芽してきましたよ~~~。元気よく"ピョン!"って。


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これがまた神秘的なんです。当たり前のように発芽してくるのですが、内心はやっぱり心配になったり元気に育っていくかと気がかりです。

 

それから発芽前もしくは3葉期までにやることは、除草剤をまくことなんです。

"えっ?なんで発芽前後に除草剤なの?"と思うかもしれません。ここで雑草学。

「雑草」の定義ってしってます?広辞苑では、自然に生えるいろいろな草。農耕地で目的の栽培植物以外に生える草とあります。そのとおりですね。

留学中にアメリカで聞いたのは"まだ価値を見出されていない植物"とあり衝撃をうけました。同時に"俺のことだな!!・・・"って思ったり。

脱線しましたが、小麦はイネ科です。同じくイネ科の雑草というものがあります。

例えば、スズメノカタビラ、ヒエ、スズメノテッポウ、シバムギ、ススキなどなど。

逆に広葉雑草のアカザ、ハコベ、タデなど数多くの雑草たちがいます。

小麦が発芽するんですから、他雑草も一緒に発芽してきます。その時に困るのが作物が同種の場合。同じくイネ科作物ですから、成長して大きくなってからでは処理できません。除草剤もいろんな用途がありますが、この場合はイネ科の小麦以外の雑草の処理が目的です。約小麦の3葉期くらいまでが使用限度ですので、この期を逃すと来年小麦が雑草に襲われます。

近年の天気も関係してきています。秋が温かいと雑草の発芽率も高まるため収穫時にコンバインへのからみつきや、なにせ小麦を巻き添えに倒すことができるのがイネ科雑草の恐ろしいパワー。もちろん、小麦が倒れると栄養の供給が行かなくなったり、土から上がる水分で病気やカビの発生が心配されるんです。

英語では「pre-emergence]=「出芽前」の表記の除草剤にあたります。

よく問題視されるのは、[post-harvest]=「収穫後」の農薬、もちろん"収穫後!!"ですから輸入農産物に対して使われる農薬(主に殺虫、殺菌剤)のことです。検疫上の観点からもその処理は重要かつ絶対のものなのかもしれません。日本の食生活もそういった外麦の輸入によっても守られるというか維持されているんですね。もちろん国産小麦にこれらの農薬が使われることはないですよ。


さて今後の小麦。寒い冬にむかって体をつくります。

11月後半には根も活動をやめて休眠状態に入ります。この一定の期間、寒さにさらすこと「ハードニング」がないと、秋まき小麦は穂をつくりません。不思議ですよね。でも他の作物、例えばビートなんかも幼小期に一定の冷気に当てることで、種をつける茎がでてきたりします。通常は大根部分と葉しかないのに。きっと植物も生命の危機を感じると、子孫を残すんだと思います。"こりゃいかん、自分が太ってるばあいじゃないな"とおもったりするんですかね?

でも春まき小麦の「春よ恋」「はるきらり」はハードニングないんだけどな~。これも植物によるんですかね。麦種で違うんですね。

8月から10月まで一気に流れをお話してしまい、分かりづらかったと思います。 

詳しくは当農場のHPをみてください。こちら"前田農産"

 

長くなりましたが最後に重要なお知らせです。

パン用超強力粉「ゆめちから」と「米粉」のフォーラムが東京で開催されます。


とき:平成23年11月28日(月)10:00~16:45

場所:ホテル日航東京 (東京都港区台場1丁目9番1号)

参加資格&費用:どなたでも参加無料(懇親会別)


実は恥ずかしながらパネラーとして出席させていただきます。  

 主催は「農研機構」といって、「ゆめちから」を種子を開発した北海道農業研究センターの上部機関になります。国産小麦の種つくりの研究者も一同に集まると思います。

「ゆめちから」ほどの画期的で型破りな小麦はいままで日本に存在していませんでした。

国策としての"小麦"の位置づけも変えるくらいの潜在能力があると信じています。

業界人だけでなく、国産小麦でパンやお菓子をつくる愛好家の皆さんに聞いていただきたい事実があります。

是非ご参加ください。

詳細はこちらから


 

PS あとちょっと重要な知らせ?!

女性雑誌"LEE"11月号(発売中)に掲載していただきました!!

 妻がメインで、"妊婦モデル?"ではないのですが掲載してもらってます。

とかい育ち⇒とかち育ち!?に変わってきたのかなと思ったりしてます。

LEEのHPにまでのせていただき、スゴイな~と自分達じゃないような感覚にさえなってしまいます。

よければ、こちら「あなたの夢のかなえかた」もごらんください。(※外部へリンクします)


 

 

 

 

秋まき小麦のキタノカオリを収穫して、すかさず堆肥や緑肥(えん麦やマスタード)を収穫後の畑にまいている頃、春まき小麦たちもまた、収穫されようとタイミングを図っています。

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8月上旬から天気は安定せず、8月6日にはバケツをひっくり返したような強い雨が数時間にわたってふりました。怖いくらいの雨と風。夏場らしい南西の風だったのでしょうか、春まき小麦は一気に倒れ、4~6割くらいの面積にわたって倒れ、茎が寝てしまいました。

さあ、こうなったら時間の問題です。いち早く小麦たちを救出?ではないですが、収穫しなければなりません。なぜなら、倒れることによって土気からあがる水蒸気や蒸れでカビてしまう可能性があること、それにともない発芽する可能性もあること。また、もう収穫時期ですので、もし次に、上からたたきつけるような雨が降れば、さらに小麦は寝てしまい、農家でいう"青畳"状態になり、コンバインでの収穫をより困難に、より時間のかかるものにしてしまうからです。


早速、次の日8月7日からコンバインのエンジンを大空に響かせました。午後からでしたが、晴天で、これまた良い風が吹いたんだな~。自然の風はこういう時、凄い威力を発揮してくれます。無風の27度と風の吹く27度じゃ全く意味が違うんです。自然のパワーってスンゴイですよ。


しかし、同時に気付いたこと・・。

正直なところ、春よ恋もはるきらりも、期待していたよりも、遥かに良い小麦がとれてしまったのです。はっきり言って"豊作"に近いと思います。

期待していなかった理由は、状況が去年とそっくりだったから。8月6日に収穫をした昨年(平成22年産)は、猛暑により、一気に実が乾きあがって細くなってしまった感があったのですが、それと1日差しかない今年、昨年の悪夢?がよみがえってきました。でも、収穫してみると"あれ?いいぞ・・・、いいぞ、いいじゃないか~~!春恋ちゃ~ん!"と。

驚きと喜びが待っていました。

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さて、いよいよ収穫です。春まき小麦も繊細な面があるので、ゲリラ豪雨とにらめっこしながらガンガン、収穫をスタート。


春よ恋は、8月7日~12日まで収穫。

圃場も13kmくらい離れたところでしたので、気温差から登熟期の違いもあってこの期間となりました。下はコンバインのタンクに入った、とれたてホヤっホヤの春よ恋。今年のは粒も非常に綺麗でスマート。それでいて張りのあるふっくらした感じがありました。パンも最高に膨らみ、あの独特の香りを奏でることでしょう。

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新品種「はるきらり」は8月12日の「春よ恋」収穫後、あちこちを掃除してから収穫開始。

「はるきらり」もどんな感じ?と思いながらの収穫でしたが、これがまた良い。品種感によっても今年はバラツキが見られましたが、春小麦は両方ともに良い感じ。"ふ~ん、なんでだべか?"と思いますよね。

「はるきらり」は若干「春よ恋」よりも晩生の品種な感覚があります。

実も「春よ恋」とはまったくといっていいほど似ておらず、どちらかというとずんぐりむっくりな感じ。

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12日は夜中の11時まで頑張りました。なぜか?って8月14日夕方から雨予報。こういう時の判断は、品質を落とさないための最善の方法はなにかを考えます。栽培面積と収穫能力、乾燥機の収納キャパ、もしも機械が壊れたり詰まったりした場合の応急処置時間など。計算どうり、予定通りに行かないのが自然界でも人間界でも起きるものです。油断はできません。

収穫は予測どおり翌日13日に無事終了しました。パチパチパチ~。

北海道の短い夏の夕日をいっぱいに浴びながら、ラストラン。

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コンバインの"ロクロク"も今年も頑張ってくれました。お疲れさま!!大変助かりました。

「はるきらり」や「春よ恋」もまた国の検査を受けるために、粒をそろえて待機中です。

 

さて結果をまとめると、今までにないくらい良いものがとれました。しかも圃場によっての差が少なかったのも特徴的でした。なぜそうなったのか?考察は自身のブログにまとめようと思ってます。気になる点がいくつかあるんです。

 

また今年もう一つやりたいことができました。それはスタッフ総出での畑写真です。

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「はるきらり」の前でパチリ。我々前田農産のスタッフが魂込めて作ってます。

時にドロだらけ、堆肥まみれ、埃だらけ、油まみれ。

それでも前に進みたいし、皆さんに味わってもらいたい小麦があります。農業は一朝一夕でできるもんじゃありません。人の歴史や文化と同じロマンスもあります。日本の農業を元気にするのは消費者の皆さんです。今後ともよろしくお願いします。


共に種を播き続けられる農業を目指して。

 

さて、小麦粉ですがもうちょっとといっても、冬くらいかな~。

新麦楽しみにしていてください!!

7月26日から秋まき3兄弟の収穫が始まりました!!
準備するもの。
1.コンバイン
2.運搬用ダンプ
3.乾燥機
4.エンジンコンプレッサー(掃除用)%業務用掃除機
5.気合い
6.体力

5と6は人間・・・ということで、ものではありませんが、何よりまず我々の気持ちと体がついていかないと、やってられません。焦げるような暑さ、蒸される麦臭、襲ってくる蛾、アブ、スズメバチとの戦いもあるんです。


まずは予告どおり?「ゆめちから」から。

7月26日、晴れ。

晴天の中、収穫の開始です。


「ゆめちから」は秋まき小麦の中でも唯一、ヒゲ(ノゲともいう)があります。皆さんにはビール原料の大麦なんかでもおなじみなのかもしれませんが、他の「きたほなみ」「キタノカオリ」ともヒゲはないのです。

収穫はコンバインという機械であっという間に収穫してしまいます。 

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それから、収穫した小麦の実をダンプにいれて運搬します。

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ちなみに、今年は、ゆめちからの水分は22%前後。ここから約10%の水分を脱水するんです。

今年当農場では2年目となる「ゆめちから」ですが、肥料のやり方で大きな違いがでることがわかりましたので、来年からは、より工夫したやり方で収量も品質も上げられる可能性をかんじました。

ちなみに乳熟期頃7月上旬の「ゆめちから」と「きたほなみ」はこんな感じ。

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左がうどんやお菓子用に使いやすい「きたほなみ」、右がパン用「ゆめちから」

麦秋風景といっても、6月下旬から7月上旬にかけての「ゆめちから」は最高に綺麗なんですよ!この日、早速「きたほなみ」の収穫も始めました。


さて、ここで重要なのが、麦同士を混ぜない努力。さきに収穫した「ゆめちから」をきれいに取り除くため、強力なエンジンコンプレッサーという風力機械を使って、コンバインのあらゆるところ、乾燥機の掃除をします。検査は単一品種(国産の場合)ごとに受ける必要があるため、また製粉時にも成分の安定値を出すためです。製粉会社でオリジナルのブレンド粉になるのは、検査の後です。

この「きたほなみ」と「ゆめちから」。今後、この二つの粉が、ブレンド粉として皆さんのパン作りのお役にたてると思ってます。ゆめちからはタンパク質の高い、超強力粉。きたほなみは中力粉ということで、混ぜ合えば、膨らみに高い安定感がでるからです。クオカさんでも楽しみなアイテムになるのかな?


「きたほなみ」は、今年から北海道全域で作られている超主流小麦で、収量性や製粉性、うどんとしての加工適正など期待の星です。昨年(2010年)は猛暑の影響で細粒が多く、規格外小麦が多く発生しました。今年は?というと、昨年ほどではありませんが、細粒が目立ちました。

なぜなのか?収穫間近の天気が猛烈に晴れたことで、一気に水分が抜け、穂が強制乾燥させられたからだと思っています。うちでも出来不出来に大きな差があり、今年の大きな反省点のひとつでした。まだまだ強い土作りも重要だなと思い知らされました。

きたほなみ収穫は7月26日午後から29日までびっちり。今年は収穫期に雨がなく、本当に穏やかで順調すぎて逆に気味のわるい?ような天気でした。もちろん天気に感謝、感謝ですよ。「きたほなみ」はこれからいよいよ息のながい品種になると思います。

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さて皆さん、もうお菓子等に使ってもらいました?上がりが軽くて、いままでの「ホクシン」のようなもたつき感がなくなったと思います。逆にホクシンももっちりしていて、麦の濃い味がするという評判もあったのですが、お菓子作りにはより最適になったのかなと思っています。是非、試してみてください。

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乾燥が進むと、麦はカールをしてきます。コンバインからもオーラ?じゃなくて、麦から出る麦吹雪がでるんですよ。籾からや茎や葉の乾燥したものが目の前を立ち上っていくんです。その風景、最高なんです!!

あれ、良く見ると運転手は白い服きたパン屋さんの職人さんだ!帯広市にある老舗パン屋マスヤパンの社長とシェフが応援しにきてくれました!!"小麦粉は畑の小麦からできてるんです!"と工業製品じゃない、年一回しかとれないものだと感じてもらうことも、私の仕事の一部だと思ってます。

一緒に種を播けて、収穫し、食すって素晴らしいことですよね。

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コンバインはこの刈り取り装置(通称、ヘッドと呼ばれる)で、茎下部をバリカンで刈り取り、黒いリールと呼ばれるタインのついたものでクロスオーガ―(上記写真の螺旋状装置)に掻き込み、コンバイン本体にあるドラムで脱穀をします。ドラムは物凄い勢いで回転していて、小麦をしごきおとすように脱穀していきます。写真でもあるように粉のようにとんでいるのが、もみ殻。脱穀されたものはタンクに貯められるようになっています。

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それからコンバイン後部から、麦わらや籾がらが出てきてこれが、牛さんたちの寝床用の藁として利用されます。今年は麦藁も非常にきれいで、最高のベッドになりそうです。



8月2日から4日にかけては、パン用「キタノカオリ」を収穫しました。

"2011ベーカリーキャンプin十勝"でも畑の中を歩いてもらったキタノカオリの圃場。

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本当なら一気に収穫したいところですが、林側は水分が高すぎたりして、ちょっとでも乾燥したところで良い実を採りたいということで日にちを分けました。

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黄色く色づいていた穂もすっかり、白く色が抜けて収穫の時です。

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今年のキタノカオリは去年に引き続き、非常に良い出来になりました。

粒もゴロゴロ、プックリしていて粒の大きさも良い。去年と比べても量があり、うちでは過去最高じゃないかなと思ってます。

私見ですが、「キタノカオリちゃん」はきっと危機感を覚えたのかもと思ってます。

なんでかというと、どうも世間も私も新品種の「ゆめちから」(実際、キタノカオリは親品種の一つ)をひいき目でみていて、カオリちゃんは作りづらいとか、雨や曇天で品質が変わってしまいやすいだとかと言っていたので、"浮気されちゃこまるわ!"とか"親の意地!"とか、"ここにきて本領発揮だわ!"となったのかもしれません。

天気も味方につけたカオリちゃん。絶対美味しいです!!この食味、味わっておかないと、親のありがたみというか、ゆめちからの祖先を知らないことにもなります。是非今一度、「キタノカオリちゃん」を応援してください。

 

・・・ということで長いブログになりましたが、ここからまだ作業は続きます。

乾燥をしてから、穀物検定検査を受けるための調整(粒を整える作業)を夜な夜なやっていくんです。同時に、来年のための畑つくりもします。堆肥をまいたり、緑肥(エンバクやキカラシ)をまいて畑の有機物還元や土壌病害の軽減をします。やることいっぱいです。

皆さんのもとにも、早く畑からの小麦粉が届きますように。


次回は、春よ恋とはるきらりの収穫についてです。乞う(私たちも)ご期待!!

ハルコ姉妹

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春小麦って知ってますか?

文字通り、春に種を播く小麦のことです。

秋と春と何が違うの?というと、品種の特性が違います。秋まき小麦はハードニング(一定の期間寒さに当てないと実がならない)が基本的に必要で、春小麦はそれを必要としません。春小麦は、主にパン用に優れるタンパク含量の高い小麦が世界的にも多いようです。


ということで、今回は北海道の代表的な春小麦の姉妹たち(あくまで私見です)を紹介しましょう。

 長女.はるゆたか

 二女.春よ恋

 三女.はるきらり

この子たちのこと、パンやお菓子を作るのが大好きな貴方はご存知ですよね。

それぞれに特徴があり、品種が変化するのには畑(生産側)のニーズと消費者(製粉会社、各需要者)にメリットがでるようにとなっているからです。

 

秋まき小麦に比べると、春小麦全般的に言えるのは

1.収量が劣る。

2.病気に弱く、穂発芽にも弱い。

3.パン適正に優れる品種が多い。

ということ。特に人気でありながら不足が続いている「はるゆたか」は感受性の強い品種で栽培地はかなり限定的です。

私の父も16,7年前に「はるゆたか」の栽培に挑戦。1年目は収穫できたものの、2,3年目は穂発芽してしまい収穫はゼロだった苦い思い出があります。

1年1作の作物がゼロだった時、自分だったらどう思うか?

私たち農家は食べてくれる人や料理を作る人たちのためにも活かされてるんだと思ってます。

だから生産者としてゼロは絶対にダメというのが、私の理念の中にあります。


だからこそ品種改良が続くわけですが、2000年に登場したのが、「春よ恋」。「はるゆたか」の血を受け継ぎながらパン用小麦の決定版にもなってきた品種の誕生です。特徴は、「はるゆたか」よりも病気や穂発芽に強いということ。そして美味しさそのままに、もっちもっち感満点のパン用小麦ができたのです。下は春よ恋の畑です。

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それから3女、「はるきらり」これも、幻小麦「春のあけぼの」という品種を掛け合わせてできた穂発芽と病気にさらに強くなった小麦。特徴は、カナダ産小麦(現在の輸入パン用小麦)を追いつき、追い越せ!という目的の中で作られてきた品種。

昨年のクオカさん限定の「はるきらり」キャンペーンで皆さまからいただいたアンケートの中にも、"食べやすい""どこか食べなれた味"という意見がありましたが、まさしく目指しているのはそこ、です。ただもっともっと、日本らしさがあってもよいということで、「はるきらりブレンド」が今回発売されているのです。(下ははるきらり)

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さて、前田農産では、現在2品種の春小麦を栽培中です。

「春よ恋」と「はるきらり」です。どちらも非常に人気のある小麦。

ホームベーカリー初心者の方でも簡単に美味しくできると思います。

パン屋さんからも、今年は去年より甘いけど何かあった?とか聞かれますが、特別なことはしてません。きっと土の状態と作物の状態、天気の状態とが毎年変化することによって生まれたりする美味しさなんだと思います。毎年違ってしまうというのは、使う側には迷惑な話ですが、毎年絶対同じものができるなんていうのは、自然界ではありえないんです。できてしまったら不自然?なんです。

 

今年の生産段階での特徴は

 1.例年よりも早播き(雪が少なかったため)

 2.病気は少ない(今のところ)

 3.肥料のやり方で生育が大きく変わることが判明!

ということでした。天気は、昨年の猛暑よりは気温は低く、一昨年の大雨よりはカラッとした日が続いています。

でも、油断は大敵。"青田褒めるな!"ということわざとおり、収穫してみないとこれまたわからないのです。"お天気様よ、お願い、荒れないで!!"と毎日祈ってます。

 

さて、春まき小麦も秋まき小麦同様、受粉時期を迎えました。

どちらもヒゲつき。この時点で姉妹?!とは言えない・・・(汗)


●二女「春よ恋」:どちらかというとスラッと細め。粒も綺麗な楕円形になります。

6月24日ころから出穂してきました。この瞬間って美しいんですよ。"でてこ~い!!"って感じです。

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それから受粉。これも秋まき小麦同様に自家受粉です。7月2日には結構、受粉の終わった葯も見えます。かなりの短期間に受粉は終わってしまったということ。

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●一方「はるきらり」はというと、6月中旬にはすでに幼穂といわれる赤ちゃん穂が茎で育っていました。このころからすでに、立派なヒゲもち?です。

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それから受粉時期。春よ恋と比べると若干遅い気がしますが、種まき日や気温によってはほぼ同時になることも考えられます。生育は春よ恋よりも旺盛!体育会系の妹的?小麦。明らかに、ごっつい感じのする春小です。茎も倒れにも春よ恋と比べると強い。タフ娘です。


前田農産では、現在5品種を栽培。

 秋まき小麦:ゆめちから、きたほなみ、キタノカオリ

 春小麦:春よ恋、はるきらり

どれも欠かせぬ美味しさと個性があります。お米同様に、皆さんにも小麦粉って一つじゃないことを知ってもらいたいと思って作ってます。時に泣かされることもありますが、それぞれが楽しみであり、毎年違った一面を見せたりします。

皆さんの手により、大きく育つことを願っています。よろしくです。

1974年 北海道・十勝・本別町生まれ。
東京農業大学 卒業後、テキサスA&M州立大学、アイオワ州立大学にて米国の大規模農業経営や流通を学ぶ。
1999年 前田農産食品合資会社の4代目として本別町で就農。 114ヘクタールの耕作地で、小麦(きたほなみ、キタノカオリ、ゆめちから、春よ恋、はるきらり、ライ小麦)小豆、黒大豆、甜菜などを生産。 座右の銘:信汗不乱と温故創新 三児のパパ。