2009年2月アーカイブ

retasu3.jpg天気が崩れるのは季節の変わり目、と言いますが、少しずつ春が近づいている気配を感じられるようになりましたね。春がやってくると言えば、チャレンジしてみたくなるのはパン!ちょうど暖かくなる頃ですし、新しい生活のスタートとともに「やってみたい!」とむくむく挑戦魂がわきあがってくる方が多いのでは?

そんな方々のために、朗報です!ただ今、panasonic x レタスクラブ x cuocaのスペシャル企画が始まっています。ホームベーカリーを使ってみたいけど迷っている方、家で焼きたてパンを食べたいけれど、まず何から始めればいいか迷っている方。手づくりパンビギナーの方々におすすめの情報や商品が満載です。本日は、その中でもムック本「とことん楽しむホームベーカリー」と、「レタスクラブ 3/10号」の企画についてご紹介いたします。こちらの2誌に、クオカスタッフも誌面制作のお手伝いをさせていただきました!

■2/20発売 レタスクラブMOOK「とことん楽しむホームベーカリー」

初めてホームベーカリーを使う方も、上級者さんにも。パンを作るのが楽しくなって、「次はこんなパンを焼いてみたい!」とやる気がわき起こるホームベーカリーのレシピ本です。「クオカに習う 子どもが主役のパン作り」の特集では、クオカスタッフが6ページの制作を担当。得意の!お絵かきパン、チョコやクリームを使った大人気のスイーツパン、それにパーティーに出したら盛り上がるおしゃれなパンなど、素敵なパンレシピをご紹介しています。

いつも同じパンばかりになってしまう・・マンネリになりがちな悩みを解決するのは、いろいろな粉や材料でパンを焼き比べた特集です。クオカで取り扱っている小麦粉の食感&味比べの結果一覧表は必見ですよ。

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■2/25発売 「レタスクラブ 3/10号」

ちょうど今週水曜日に発売されたばかりの「レタスクラブ3月10日号」では、Panasonic新機種ホームベーカリーを使って、取り外せる8ページのパンレシピ小冊子が付いています!食パンからアレンジパン、ケーキ、ピザまで9種類のレシピが登場。特におすすめなのが、「粉の配合を変えるだけで食感や味が変わるレシピ」です。最強力粉、強力粉、準強力粉、米粉、それぞれの粉の特徴に 合わせ、その粉が一番おいしく食べられるレシピをご紹介しています!

「え?これもホームベーカリーで作れちゃうの?」と意外に見落とされがちなのが「ケーキコース」の機能。こちらのレシピ小冊子では、材料をセットするだけで焼き上がってしまうケーキコース機能もしっかり活用しています。プレーンなパンだけでなく、充実機能を使ってあれこれ楽しめるホームベーカリーの使いこなし方がよくわかりますよ!

■パンのおいしさを体験できるスペシャルイベントも!

レシピを見るだけじゃなくて、実際にパンの味の違いやおいしさを確かめてみたい・・・そんな方は、ぜひこちらのイベントへどうぞ。3月19日(木)には、cuocaショップ自由が丘にて、渦巻きパンのデモレッスンと、4種類の粉を使ったパンの試食会も行います! 申し込み締切は3月5日(木)までなので、お早めにどうぞ。

3月19日(木)Panasonic×レタスクラブ×cuocaスペシャルイベント

13:00〜/15:00〜 計2回開催(各回45分程度)

受付:レタスクラブネット→トップページ → [INFORMATION]→「もっとおいしくホームベーカリー」のイベント応募フォームからからお申し込みください。応募定員を超えた場合は抽選となります。 当選された方には、3/9(月)までにご連絡いたします。

私たちも、クオカショップで皆さまとお会いできることを楽しみにしております!
powa5.jpgバレンタイン直前の2月12日(木)、自由が丘ショップではローラン・ポワルヴェシェフを迎えてマカロンのレッスンを開催いたしました!

ポワルヴェシェフと言えば、青山で「ポワルヴェ・エコール ドゥ パティスリー青山」を主宰し、クオカでも何度もフランス菓子のレッスンを開催していただいています。確かな技術に裏打ちされた丁寧なデモンストレーション、そしてジョークを交えた楽しいおしゃべり(日本語です)が毎回大好評なのです。昨年11月に発売された、柴田書店の「マカロンがわかる本」でも、巻頭でポワルヴェシェフが登場しています。

今回は、「自分でも作ってみたい!」憧れスイーツNo.1のマカロンを、バレンタインにちなんで、ハート型に絞るアレンジで紹介していただきました。集まってくださったお客様も真剣そのもの。「家で作るのは難しいと言われるけど・・」「前に作ったけど、ひびが入ったりしてしまった」そんな声もお聞きしました。ハードルが高いマカロン作りですが、シェフは一つ一つ「なぜそうなるのか?」のわけを身振り手振りを交えて説明してくださいます。

powa6.jpg まずは卵白の泡立て。キッチンエイドに材料をセットして、スイッチを入れます。「うまくふくらまない、ひび割れてしまう・・などの失敗は、『乾燥卵白』を少し加えるだけで解決しますよ」とシェフからアドバイスがありました。湿気やすい梅雨の時期にも、乾燥卵白は必須材料なのだそう。メモを取るお客様の表情も、真剣そのものです。

マカロン生地を混ぜ合わせたら、絞り袋に入れて絞り出しです。「絞った跡が残っちゃうのはしょうがない。どんなにうまいシェフでも少しは残ります。完璧にしたいんだったら、機械で作るしかないですね〜」とのシェフの言葉に、客席の空気も少し和みました。

キレイなハート型に絞った生地を乾かしている間に、続いて中にはさむガルニチュールとガナッシュを作ります。今回は、茶色い生地に合わせたチョコレートのガナッシュと、ピンクの生地に合わせたフランボワーズのガルニチュール、というかわいらしい組み合わせです。「皆さん、味見してみます?」と、ビンに入れたガルニチュールをお客様に回して、一口ずつ味見していただきました。 マカロンって、ただ甘いだけのものも多かったりしますが、ポワルヴェシェフ曰く「すごく甘いマカロンは好きじゃない。ただ甘いだけじゃなく、口にした時に『あ、イチゴだ』とか『フランボワーズだ』とか素材がすぐにわかるのが好きです」とのことです。確かに、シェフが作るマカロンは、甘さと共に果物の風味や、濃厚なチョコレートの味が詰め込まれたような味わいです。

powa8.jpg そしていよいよマカロンづくりの最後の山場、オーブンでの焼成です。生地を作り始めた時にオーブンの予熱をスタートし、ここに至るまで、約1時間ぐらいずっと温め続けてました。 「オーブンがしっかり温まっていないと、足が出ないんです。ピエ=足ですね。」との言葉に、皆さんふむふむとうなずいていらっしゃいました。

じっとオーブンの中を見つめ、「足が出た!」というタイミングで天板を回し、あとは温度を下げて最後まで焼き上げます。 家庭用のオーブンでは、扉を開け閉めすると一気に庫内の温度が下がるので、「すぐ開ける!すぐ閉める!」と素早くするのが鉄則だそうです。

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■ポワルヴェシェフにマカロンの秘訣をお聞きしました。

ーそばで見ていると簡単そうでしたが・・やっぱりマカロンを家庭で焼き上げるのは難しいですよね?失敗なく作るポイントは何でしょう?

ポイントは、1に材料をきちんと選ぶこと。アーモンドプードルは、油分が少ないものがおすすめです。そして2に計量。細かい数字が多いですが、レシピ通りに材料を計ってくださいね。

ーオーブンの予熱が思いのほか長いのにもびっくりしまた。

最低30分は予熱しておくといいです。しっかり温まっていれば、マカロンの生地もちゃんと膨らんで足(ピエ)が出てきますよ。

ー焼き上がりは結構固いですね。

焼きたてすぐは固いですね。でも中にガナッシュをはさんで、冷蔵庫で2−3日ねかせると、外はさくっと、中はしっとりのちょうどいい食感のマカロンになります。 もっとマカロンの勉強をしたい!という方がいらしたら、ぜひ私のエコールに習いに来てください(笑)


シェフの手元を見ているとあっという間で、自分でも簡単に作れてしまいそうなマカロン。とにかく難しい、と思い込んでいましたが、ポイントをおさえれば大丈夫とわかり、挑戦してみたい気持ちがむくむくとわき起こってきました。クオカでも来週23日(月)よりマカロン特集を公開しますので、ぜひ皆様ご覧くださいね!
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クオカのお客様でも、「焼き型や抜き型が好き」「ついついいろんな形を集めちゃう」、そんな方が多いのでは?この度発売された「cuoca×chiyoda」のオリジナル型シリーズは、手にしたらぜひご家庭のオーブンでお菓子を焼いてください!と声を大にして叫びたくなる逸品なのです。

何が逸品と呼べる所以なのか?を知るべく、先日亀有にある千代田金属工業株式会社を訪ねました。工場を案内していただいたのは専務の吉田さんです。 亀有を出てまず最初に向かったのは、亀戸にある堀江さんとおっしゃる工場です。お父さんと息子さんお2人の3人で型を作ってらっしゃいます。ここで型抜きや折り曲げ加工、それに溶接をしています。もともと墨田区近辺はおもちゃの問屋さんが集まる街で、ブリキのおもちゃを多く扱っていたところから金属加工産業が栄えたのだそうです。

chiyomacine.jpg がらがらと引き戸を開けて中に入ると、そこには年季の入ったプレス機がずらり!文字通り手作業で、1枚1枚型を土台に留めつけていく作業が行われていました。 土台になる金属板に穴を開けて、そこにプレスされた型をぽこんぽこんとはめて、電極で溶接していくのです。こちらでは、プロのパティシエが通常使用している「フランスサイズ(600×400)」と、今回のクオカオリジナル型シリーズの「4分の1(300×200)」の家庭用サイズを作ってらっしゃいます。 ちなみに、今回のWネーム型に押されている「cuoca」のロゴを刻印しているのもこちらの工場です。金属の厚みや材質に合わせて、プレスする圧力も調節するのだそう。まさに知識と経験がなせる技です。

吉田専務も、こちらの工場の堀江さんも繰り返し口にしていたのが「質のいい一級の素材を使うこと。それと一般のお客様が使うものだから、とにかく安全に」という言葉です。焼き型のフチで手を切ったりしないよう、バリ(金属の切断面に残るぎざぎざ)も1つ1つ研磨して取り除かれているのでなめらかなのです。

nakamurasan.jpg 続いて、工程は逆になりますが、マロンやハートなど型部分を作っているプレス工場へ移動しました。こちらもやはり家内制手工業。中村さんとおっしゃるベテラン職人さんお一人で作業をされています。 「何しに来たのー?社会科見学?偉いねえ。」 と、我々クオカスタッフをまるで小学生のように見てくださる中村さん・・「こんなところ見たいの?」と驚かれながら、プレス作業を見せてくれました。

マシンの脇に積まれた長い金属の板を1枚取り上げて、台に差し込みます。ガシャン!と音がすると「抜き」と「プレス」の工程がいっぺんで完了しており、あとには丸く切り取られた残りの板だけが。ちょうどこの時はマドレーヌ用のコキーユ型を製作中でした。1枚の板から抜き取りが終わると、中村さんはまたサッと次の板を手にし、ガシャンガシャンと次々に抜いていきます。私たちの目には、あっという間の出来事のように映りました。金型どおりにプレスされたコキーユたちは、空気圧で飛ばされて次々とダンボールの中へおさまっていきます。

■ 吉田専務にうかがいました。

ー金属の型にこだわり続けていらっしゃるんですね。

私もあちこちで繰り返し言っているのですが、「ケーキを焼く」ということは、オーブンの熱を型に伝えて、生地の水分を蒸発させることが「焼けた」ということなんです。ちょっと難しい言葉を使うと、「熱伝導」と「蓄熱」でモノは焼けます。熱をきちんと伝えるという特性はやはり金属の型でこそ活かされるので、千代田が金属にこだわり続けている理由はそこにあります。

chiyomadre.jpgーどの工程も人の手で行われていることに、改めて驚きました。

最後の検品のところまで人が触ってチェックしています。 1つ1つ手で作っているからこそ、ロットなど関係なく少量からでも受注できるし、小回りがきくんです。


ー日本のモノづくりとどうしても比較されるのは、中国の安くて大量生産される製品だと思うのですが・・

安さを訴求するのではなくて、品質と新しさで中国製品と勝負していく・・と考えています。オリジナルのデザインもこれから追求して、いろいろなジャンルに対応できるシリーズも作り出していきたいですね。我々は「焼き上がったお菓子のイメージ」を持って、そこに向かって焼き型を作っています。焼き菓子を口にする時の感触やおいしさ、そして美しさを常に念頭に置いて、じゃあそのためにはどんな型がよいのか?を考えてこれからも試作を重ねていきたいと思っています。


日本の小さい地場産業は、これまで根幹を担ってきた自動車・電機産業が逆風の今、いい話をほとんど聞かないですが、「新しいものを作っていくことで、生き残る道はある!」と語る専務に胸が熱くなりました。 手にした質感、重み、そして「焼く」という工程をとことんまで突き詰めて研究し、生まれている型です。ぜひ多くの方に手に取っていただき、そしてご家庭で実際に焼いて何が良いのか?を体感していただきたいです!

shiho1.jpg2月3日(火)の節分の日、自由が丘ショップになかしましほさんをお迎えしてチョコレートを使ったスペシャルレッスンを開催いたしました! 昨年9月にレッスンをしていただいた時も、満員御礼で「ぜひまた次も!」とお客様からの熱いリクエストを多く頂戴していたのです。 念願かなって2度目のレッスンを開くことができました。

今回は、バレンタイン前ということでチョコレートを使ったレシピ2品のご紹介でした。 乳製品を使わずに、体にやさしいおやつを提案しているなかしまさんならではのポイントやこだわりも満載の2時間です。 使っているチョコレートにもこだわりが。

shiho6.jpg 文化出版局から発売されている新刊「チョコおやつ」にも詳しく紹介されていますが、 「毎日食べるようなおやつなら、あまりいろいろなものが入っていない方が一番好きです」と、なかしまさんがおすすめしていたのはピープルツリーのチョコや、カオカのビターチョコなどのオーガニックなものです。

まず1つ目は、きめ細かくしっとりしたチョコのシフォンケーキ。 「チョコが入ったシフォンって、うまく膨らまなかったりちょっとコツがいるんですよね」とのことで、ぜひ実際に皆さんに見ていただいて、覚えて欲しい!とのなかしまさんたってのリクエストで登場いたしました。 「ココアだけを使ったチョコシフォンもあるのですが、 私はチョコが入った方が深みが出て好きなんです」というこちらのシフォン。メレンゲの泡立て方や、卵黄との合わせ方、そして型に流し入れるところも1つ1つ丁寧にプロセスを追って説明してくださいました。

shiho7.jpg 続いて2品目のタルトへ。普通タルト生地を作る時は、バターと粉を使いますが なかしまさんのレシピではバターの代わりに菜種油を使います。

ボウルに入れた粉を混ぜながら「油を入れる時は、大さじですくって、生地の様子を見ながらちょっとずつ足していってくださいね」「お水を入れる時も、一カ所ではなくて、全体に振りかけると粉になじみやすいです」など、生地を実際に触りながら、感覚を確かめながら、「これでよし!」の状態になるまで調整していきます。 普段レシピの数字をあてにしがちな頭には、実際に目にしてなるほど!と思わされるポイントが満載でした。

■レッスンが終わってから、なかしまさんにあれこれお聞きしました。

ークオカで2度目のレッスン、ありがとうございました!

皆さん本を見ていろいろ作ってくださっていて。 「おいしかった!」と言われるのももちろんなんですけど、「自分で作ってみます!」と言っていただけるのが一番嬉しいですね。

ーなかしまさんのレシピは、初心者の方でも「これならできそう」と 思わされるものが多いですよね。

shiho4.jpg 私自身、お菓子づくりは大好きなんですけど、そんなに得意ではないと思うこともあるんです。なので簡単にできて、おいしいレシピをあれこれ考えています。

ー精製されていないお砂糖や、菜種油などの素材の話もうなずきながらメモを取ってらっしゃるお客様が多かったです。

あまり「あれはダメ、これもダメ」だと毎日のおやつ作りがつらくなってしまうと思うんです。でも、無理せずにできる範囲で体にやさしい材料を選んで、ナチュラルなおやつを楽しんで欲しいですね。

お菓子には作る方の人柄があらわれる・・と言いますが、なかしまさんのお菓子は「なかしまさんそのもの」だなあと感じさせられるレッスンでした。ありがとうございました!