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バレンタインダイアリー2006へ
上質な材料と愛情があれば大丈夫
目標
テンパリングを使って本格本命チョコレートを極める
名前
五十嵐
先生
パティシエール三谷
    奥深いお菓子の世界に魅了され、製菓学校やパティスリー経験を経て現在に至る。 バレンタインはエキサイティング!贈るのはもちろん、手作りのわくわく感をぜひ楽しんでくださいね。

番外編

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ほっこり、ほっとチョコレート

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ついに明日はバレンタインデー!みなさまはどのようなチョコレートを贈られるのでしょう?もう準備万端よ!という方、今日の夜を徹して(!)作られる方、もしくは、もう渡された方もいらっしゃるかもしれませんね。
「おうちでバレンタイン」をテーマとする最後のレシピは「ホットチョコレート」。いわゆる暖かいチョコレートドリンクです。ゆっくり、ほっこり暖まることのできる、冬ならではのチョコレートの楽しみ方ですね。簡単にすぐ作れるうえ、材料も特別なものは必要なし。直前だけど、材料がない!バレンタインチョコレートを作ったら、材料が余っちゃった!という方にもおすすめです。

まずはクオカマガジンvol.7 2007年冬号(マンディアンが表紙です!)より「スパイシーホットチョコレート」。これは電子レンジだけでできてしまうのでとっても簡単。
<材料>
・チョコレート(Weissスイートノワアメール)・・・25g
・牛乳・・・100cc
GABANカエンペッパー・・・少々
GABANカルダモンパウダー・・・少々
<仕上げ>
・生クリーム(明治十勝フレッシュ35 )・・・30cc
グラニュー糖・・・小さじ1
GABANブラックペッパー・・・少々
チョコレートはマガジンのレシピ通り「Weissスイートノワアメール」を選択。カカオ分は62%で、苦みとカカオの風味がしっかりと感じられます。生クリームはレシピの「オーム乳業ピュアクリーム48」を、さっぱりとした「明治十勝フレッシュ35」に変更。もちろんどの生クリームでも作ることができますので、ここはお好みで。
耐熱容器に、刻んだチョコレート、牛乳、カエンペッパー、カルダモンパウダーを入れ、ラップをしてレンジでチン!よく混ぜ合わせて材料を溶かします。スパイス類は容器から直接入れるなら2、3ふり程度で。味見をしながら調節してもよいでしょう。温めておいたカップに茶こしでこしながら注ぎます。ここに泡立てた生クリームと粗く挽いたブラックペッパーをふりかけたら、もう完成!お味はとっても個性的で、サラッとした舌触り。口に含んだ瞬間の甘さ、飲み込むときに香るカルダモンとカエンペッパーの辛みがやみつきになってしまいます。スパイシーなものがお好きな方は、ぜひお試しあれ!

あまりに簡単にできたので気を良くし、今度は違うバリエーションに挑戦。
上記の分量で牛乳にチョコレートを溶かし、スパイスを他のものに置きかえます。用意したのは「MONINキャラメルシロップ」と「マイヤーズラム」。
しかし、この置きかえはどちらも微妙...。あれれ? キャラメルの風味やお酒の香りが、サラッとした舌触りと合わないのです。これはどうしたものか、と調べてみると、「バレンタインダイアリー2006」に答えがありました。チョコレートだけではなく、生クリームを加えたガナッシュを使えば、口当たりがなめらかになるとか。ふむふむ。
これを参考に試行錯誤した結果、行き着いたおすすめ配合は『チョコレート:生クリーム:牛乳 = 2:1:4(チョコレート50gの場合、生クリーム25g、牛乳100cc)』。フレーバーにも負けない、とろりと濃厚な舌触り!ちょっと濃いかも、と思ったら牛乳を加えて調節してくださいね。
ガナッシュは、湯せんしたチョコレートに軽く沸騰させた生クリームを合わせるだけ。耐熱容器にガナッシュとお好みの量の牛乳を入れて、これまたレンジでチン!よく混ぜたら完成です。「MONINキャラメルシロップ」と「マイヤーズラム」は、あらかじめそれぞれのカップに少量入れておき、ホットチョコレートを上から注ぎました。これなら一度に複数のフレーバーを作ることも可能です。

本当に簡単、お手軽な「ホットチョコレート」。
でも、これじゃちょっと、バレンタインの贈り物としては物足りないわ!なんて思われる方もいらっしゃるかも。実はこのレシピ、頑張った乙女たちにこそお届けしたいと思っています。ここ最近、準備のために忙しく過ごされた方も多いのでは?もちろん、大切な人と一緒にティータイムやお食事の後に楽しむのも素敵ですが、とっておきのチョコレートを作り上げたご自分にも、ごほうびをあげてみてくださいね。

1年に1度の決戦日、バレンタイン。今までこのダイアリーにお付き合いいただき、ありがとうございました。私、小川の担当はこれにて終了です。明日がどうか、みなさまにとって甘く素敵な1日になりますように!



【パティシエールのワンポイントアドバイス】
余ったチョコレートで「ホットチョコレート」、いいアイデアですね!このスパイシーホットチョコレートはクオカカフェのバリスタに教えてもらった人気メニュー。作りやすいよう簡単にアレンジしたものなので、ぜひお試しいただければと思います。特に万能選手タイプのチョコレートなら、スパイスやフレーバーの組み合わせもいろいろと楽しめます。もし、チョコレートそのものが「ベリーのような酸味」や「華やかな香り」を感じるようなタイプのものなのであれば、そちらはフレーバーを加えずに、シンプルに味わってみてくださいね。
他にも余ったチョコレートを使って、「チョコレートフォンデュ」などもいいかもしれません。レシピはいろいろありますが、要するに溶かしたチョコレートに好きなものをつけて食べちゃおう!というお手軽メニュー。チョコレートと生クリームが1:1のガナッシュを作っておけば、好きなときにレンジや湯せんで溶かしてチョコレートフォンデュが楽しめます。温めながら牛乳を少しずつ加えて、お好みの固さに調整してくださいね。苺やバナナなどのフルーツをからめたり、『マシュマロ』やビスケットにつけて食べたり。あれもこれも…と試しているうちに、意外な組み合わせを発見できるかも?厚切りタイプのポテトチップス(プレーンな塩味)は、個人的にぜひ試してほしい素材。ご家族やお友達と盛り上がるバレンタインも素敵ですよね。楽しいバレンタインをお過ごしください!



ひんやりとろけるパルフェグラッセ

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本日は7日。いよいよあと1週間となりました。街中やメディアなど、どこを見ても『バレンタイン』!1年に1度、乙女の勝負日が刻一刻と迫ってくるのを感じます。皆様、心の準備はよろしいですか??

さて、「おうちで一緒に」楽しむチョコレート第4弾!前回(フォンダンショコラ)、前々回(チョコレートスフレ)と連続してホットスイーツに挑戦してきましたが、今回はひんやりとした「パルフェグラッセ」に決定!これは、「クオカのバレンタイン2006」でもご紹介しているショコラのババロアで、凍らせてもアイスクリームとして楽しめる優秀スイーツ。実はずっと前から気になっていたのです!かわいくて、おいしそうな上、スプーンでいただくひんやりスイーツは「おうちで一緒に」というシチュエーションにぴったり。

まずは「無塩バター」を室温に戻し、「ゼラチンリーフ」をふやかします。お恥ずかしながら板ゼラチンを扱うのは初めて。氷水につけてしばらくすると、形を残したままつるんとやわらかくなってくれました。これは粉状のものより楽かも!
お次はアングレーズソース。卵黄、砂糖をよく混ぜ合わせたところに鍋で温めた牛乳を入れ、それを鍋に戻して83℃になるまで煮ます。なんで83℃なんだろう?と思いつつ、「温度計」を出そうとすると... あれ?温度計がない!仕方ないので、沸騰しないように、とろみがついたところで火をとめます。温度は不明。ふやかしておいたゼラチンを鍋に投入。大丈夫かな...ドキドキ。
今回使ったチョコレートは、またもや大好きな「MICHEL CLUIZELマンガロミルク」!しつこいようですが、これはレシピ指定のチョコレートなのです。えへん。さらに「MICHEL CLUIZELスイートマンガロ」をブレンド。これなら同じシリーズどうし、合わないはずがありません。配合の比率はミルク2:スイート1。(たまたまミルクの残量がそのくらいだったので。)この2つのチョコレートは、どちらも粒状で刻む必要がないのもいいところ。熱いアングレーズソースを合わせるとすぐに溶けて混ざり合ってくれました。さらに「ココアパウダー」を入れ(ちゃんとふるわないと、もれなくダマになります)、バターを溶かして、「ストレーナー」でこします。ここまで約30分。意外といいペースです。
今度は「生クリーム」を5分立てにします。角が立つ立たないはわかるけど、5分ってどのくらいだろう?わからないままとりあえず、液体っぽさがなくなったところで泡立てストップ。先ほどのアングレーズソース+チョコレートのボウルに入れてよく混ぜ合わせます。ここまできたらあとは型に入れるだけです。早い早い!
型は、レシピ通りの「丸セルクル60×40」、かわいらしく「パテ抜ハート型60mm」、試しに「パテ抜型(菊)」を使い、台に並べていきます。ここで注意するのは、冷蔵庫、冷凍庫の場所の確保と、型を置く台の大きさ。一度絞ると固まるまで動かせないので、よく確認しましょう。いよいよ口金で中に絞り出していくのですが、これがなかなか難しい!袋につめるそばからどんどん流れ出てしまいます。こんなにゆるくて固まるのかな?と不安に思いつつ、半分は冷蔵庫でババロアに、もう半分は冷凍庫でアイスクリームになるのを待ちます。さぁ、結果やいかに??

数時間後、ババロアもアイスクリームもちゃんと固まっていました!多々危ういところがありましたが、よかった!型を少し温め、垂直に引き上げてはずしていきます。お皿にのせたら、生クリームとハート形のイチゴを添えて、ぱくり!
こ、これは...おいしい!!
ババロアはふわっと軽く、チョコレートの風味、ミルクのコクが感じられて後味すっきり。アイスクリームは、混ぜて固めただけとは思えないほど、まろやかな口溶け。このレシピはおすすめです!

興奮のあまり、今回は社長にも味見していただきました。社長は「セミフレッドだね」と一言。セミフレッドとは、生クリームを冷やして固めたイタリアのデザートだそうです。確かに同じと言えば同じ?固めただけではないけれど!食べたことがないので、味の想像をしていたら、おいしかったかどうか聞きそびれてしまいました。しまった。

パティシエール、今回は成功と言ってよいでしょうか?一番大変だったのが型からはずす作業なのですが、味は大満足なのでまた作りたいです。セルクルや抜き型以外でも作れますか?



【パティシエールのワンポイントアドバイス】
試食させていただきましたが、バッチリおいしく仕上がっていましたよ!次々と難易度高めのスイーツへ挑戦していく、小川さんの飽くなき探求心がとにかく素晴らしいです。今回は卵と牛乳で作る王道の「アングレーズ」をベースとするお菓子に挑戦していただいたのですが、なぜ83℃まで加熱するのか?という小川さんの素朴な疑問をピックアップ。過去にご紹介した「おうちで手作り、極上アイス!」の特集で解説を掲載していますので、参考にしてみてくださいね。83℃を越えると卵黄に火が通ってしまい、アングレーズは「炒り卵」状態に…。今回は素晴らしい勘で成功しましたが、一度は温度計を使って作ってみてください。しっかりととろみのついたアングレーズはまろやかに口の中で広がり、それだけで極上のデザートの味わいです。型として今回、『丸セルクル60×40』、『パテ抜ハート型60mm』、『パテ抜型(菊)』を使っていましたが、パテ抜きは端が鋭利になっていますので、できればムース菓子作りには避けた方がいいですよ。ぜひ『リーフセルクル』なんかを使ってみてください。型からの抜き方にはいくつか方法がありますが、蒸しタオルなどで回りを温めてはずす方法が一般的でしょうか。『バーナー』で軽くあぶる、という方法もありますが、熱しすぎるとせっかくのお菓子が溶けてしまうので注意が必要です。手のひらがポカポカといつも温かい人であれば、コロコロと手の中でセルクルを転がすだけでも簡単に抜くことができます。どんな方法でもあまり時間をかけずに、「さっと抜く」のがコツですよ!『陶器製ココット型』を使えば型抜きの必要もありませんので、もっと簡単に楽しんでいただけます。バリエーションもいろいろありますので、こちらもお試しくださいね。



こんどはフォンダンショコラ!

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早いもので1月も最終日。つまりはバレンタインまであと2週間!店頭のバレンタインコーナーはますます熱気を放ち、来たる14日に向けて盛り上がりを見せていますね。先日もショップにて、いつもに増すお客様の熱気に触れ、もれなく影響を受けてひとり興奮気味の小川です。

前回の『根性スフレ』ではいろいろと勉強させていただきました。本当に目からウロコだったのは、卵白の泡立て過ぎというご指摘。固けりゃ固いほどいい!と思っていた私にとって、衝撃の事実でした。泡立てすぎてはだめ と書いてあるメレンゲのレシピなんて、見たこと無かったですもん(言い訳)。確かに、角が立つのを通りこして固くモロモロになった卵白は、なかなか生地と混ざり合わなかったのです。それを無理矢理混ぜ合わそうとするものだから、せっかくの気泡がつぶれてしまったと。うぅっ、勉強不足!猛省して「メレンゲ特集」を熟読します!
さて今回は、熱々がおいしいスイーツ第二弾!フォンダンショコラに挑戦です。焼きたてを割ると、中から出てくるチョコレートソース。寒い日にふたりで食べたい、人気のスイーツですね。
毎回悩みながらも楽しいチョコレート選び。以前から気になっていた「KAOKAスイートエクアドル」を試してみることにしました。これは「テイスティングチョコレート2007」の中のひとつで、口に含むとカカオ畑(見たことがないので妄想ですが)が目に浮かんでくるような、強さと野性味のあるオーガニックチョコレートです。しかし、カカオ分80%では高すぎるかも、と思い、ここで大好きな「MICHEL CLUIZELマンガロミルク」をブレンドすることにしました。チョコレートのブレンドなんて、もちろん初挑戦。本番じゃないからできることですね!とりあえず配合は1:1。単純計算でカカオ分は65%くらい?これらに「カカオマス」を加えて湯せんで溶かし、「明治十勝フレッシュ35」と「マイヤーズラム」を混ぜたらあっという間にガナッシュ完成。早いっ!計量しながらできてしまうので、ここまでわずか10分。

ダイアリーが始まってからいつも思っていたことがあるのですが、いい道具って、本当にすごい。チョコレートのお菓子作りでは、ヘラ状の道具が重要性を特に感じます。ボウルや型へ残さずきれいにうつすとき、やさしく混ぜるときなど。仕上がりどころかその後の洗い物にも影響しますから。キッチンで実際に使って、これは買いだ!と思ったのが「シリコンプロクリーナー小」。ご存知の方々には言わずもがな、ですが。これ、本当に使いやすいです。適度な重みと絶妙な形。自分の持っている継ぎ目があるタイプとは全然違う!うーん、欲しい...。

さて、制作に戻ります。ガナッシュを冷やしている間に生地作り。ブレンドしたチョコレートとバターを湯せんにかけ、卵黄、薄力粉を混ぜたら最後にメレンゲを入れます。メレンゲは、前回の失敗を教訓に、慎重に、慎重に。角が立つ適度なやわらかさのところでとめます。今度はいい感じ!さあ、混ぜようとチョコレートの入った生地を見るとなんと! 固まってる!! メレンゲでモタモタしていたせいか、生地はすっかり湯冷めしてしまったようで、今度はこちらがモロモロ状態。あわわわ。無理矢理メレンゲを混ぜ込むも、やはりだめでした。混ぜ終わる頃にはべちょべちょで、気泡のかけらすらなし。膨らむ気合いが全く感じられません。
いやしかし、ここまできたのだから最後まで。前回、何個も型にバターと砂糖を塗りたくったのに面倒さを感じて、今回は万能選手「テフロン加工マフィン6個型」を使います!この形状ならバターを塗るのも楽々。大きさもぴったり!生地を少し入れてから、小さく切ったガナッシュを入れ、さらに上から生地を入れてならします。焼き時間は10分。あっという間です。しかし10分後、一部生焼け。表面に油のようなものが浮いていたので、悩んだ末3分だけオーブン続行してみました。さてさて結果は??

うーん、固い!苦い!酸味が強い!そして致命的なことに"とろ〜っ"がない!

あぁーまたしても失敗です。今回は根性でどうにかなるものでもなし。悔しい!固いのはきっと卵白と生地の混ぜ合わせ方、"とろ〜っ"がなかったのは焼きすぎでしょうか?しかし、この苦さはいったい...?やはり、ブレンドに問題があったのでしょうか。そもそもチョコレートのブレンドって、何かルールやコツがあるのでしょうか?

これはリベンジ決定です。パティシエール!次回こそは成功したいです!
甘すぎず、酸っぱすぎず、"とろ〜っ"としたフォンダンショコラを作りたいです。おすすめのチョコレートや、作るときのポイントなど、教えてください!



【パティシエールのワンポイントアドバイス】
フォンダン・ショコラもすてきですね。フォークを差し入れるととろっと流れ出すチョコレート。思わずときめいてしまいます。今回はアドバイスするまでもなく、たくさんのポイントにすでにお気付きのようですが…。
まずは生地の作り方について。メレンゲと合わせるチョコレート生地ですが、寒い部屋で作業&少量で作成しているとどうしてもすぐに冷えきってしまいます。メレンゲを立てている間は、ほんのり温かい湯せんにかけるか、オーブンの近くに置いて固まらないようにしましょう。
次にチョコレートのブレンドについてですが、これはもともと「スイートチョコレートに対してカカオマスをブレンドする」というレシピなんですよね?一般的に手に入りやすいチョコレートは、カカオ分55〜60%程度のものが多いですから、カカオマスをプラスするのは、もう少しビターに風味よく仕上げるため、という意味合いが強いのですね。しかし今回は非常にビターなチョコ&甘さ控えめのミルクチョコ&カカオマスという複雑なブレンドになってしまったため、結果としてかなり苦く仕上がったものと思われます。ビターで風味の強いチョコレートが手に入るのであれば、それだけを使ってお菓子を仕上げることができますよ。
酸味が気になる、ということでしたので、クオカのチョコレートラインナップの中からビタータイプで酸味の少ないものをご紹介しますと、やはり『Callebautエキストラビター7030(かなり苦味が強めです)』や、『Callebautセミスイート3815』あたりが使いやすいのではないかと思います。『CACAOBARRYスイートピストールミアメール』も、比較的使いやすいチョコレート。個性的なチョコレートがたくさん揃っていますので、ぜひ「テイスティングリポート」も参考になさってください。
もう1点、生地のなかに仕込むガナッシュは、薄く仕込むより「ぽってりキューブ状」になるように厚めに作ってみてくださいね。あまり薄いと溶け出す前に、生地に吸収されてしまいます。
長くなりましたが、あとは根性で再挑戦!最高のフォンダン・ショコラが焼けますように!



根性スフレ

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3人をひとまわりしてダイアリーも第4回目。私たちネットチームのいるオフィスのキッチンからは、いつもに増して甘い匂いが漂ってきます。幸せです。

さて、はじめに前回の『まずはガトーショコラ!』のその後を。
パティシエールからいただいた貴重なアドバイスをもとに振り返ってみると、なるほど私の使ったレシピは卵の分量が多かったようです。そのせいでスポンジのような軽い食感だったのですね。そして、翌日、翌々日と時間が経つにつれ、本当にしっとりとして、おいしくなっていきました!こんなにも違うものとは。ひとまず成功といえそうですが、今後も自分好みのレシピをさらに探求していきたいと思います。これもまた、奥の深いケーキ、ガトーショコラの醍醐味ですね。

それではいよいよ今回の本題へ。
「おうちで一緒に」というテーマをつぶやきながらレシピを読みあさっていたとき、これだ!と見つけたのがチョコレートのスフレ。焼きたてのスフレは、オーブンから出すとあっという間にしぼんでしまう儚いスイーツ。こればかりはラッピングしてプレゼントするわけにもいきませんから、まさにテーマにぴったり!

さっそくスフレに合うチョコレートを吟味します。ほとんどのレシピにはカカオ分の高いものをと書かれているのですが、私にはどうしても使いたいチョコレートがありました。それは「MICHEL CLUIZELマンガロミルク」。ミルクチョコレートでありながらカカオ含有量が50%と高く、甘みと風味のバランスがとてもよいスタッフにも人気のチョコレートです。しかし、初挑戦のスフレではやはり不安。そこでもうひとつ、カカオ分66%の「VALRHONAスイートフェーブピュアカライブ」も使い、2種類を食べ比べてみることにしました。贅沢!
卵黄にグラニュー糖と粉類を混ぜ、沸騰した牛乳を加えて火にかけて、となんだかカスタードクリームを炊いているような手順。これで本当にスフレになるの?と思いつつ、ゆるく固まった熱々の生地を2つに分け(目分量、かなり適当です)、それぞれのチョコレートを投入。今回は、チョコレートを刻む、湯せんで溶かす、という作業がないので、なんだかとても楽に感じます!それらを今度はラップに広げ、密封して冷まします。あとはこれに泡立てた卵白を入れて焼けば完成。

思ったより簡単?なんて思ったのもつかの間、ここからが大変でした。繊細な泡をつぶすまいとあわててしまい、2つの生地を同時進行しようとしたがために、逆に卵白がみるみる緩くなっていってしまいました。あわわ、これはまずい...しかし、後戻りもできません。キッチンから寄せ集めた、大きさも形も様々のココット型たちに急いで生地を入れていきます。ここでのポイントは表面をすりきるように平らにし、ふちの部分をきれいに拭うこと。これもまた、やってみるとなかなか大変で、手は卵白&チョコまみれ。
やっとオーブンに入れたものの、ふくらむどころか微動だにしないスフレ(になる予定のモノ)たち。指定の温度、時間で焼いてみた結果はごらんの通りです。なんと無惨にも決壊。[写真上]しかし、一度オーブンから出したにも関わらず、指定の温度+20℃、時間も延長してそのまま強引に続行!最終的になんとか膨らんでくれました。もはや根性![写真下]
スプーンを入れてみると、薄い膜を感じたあとに、シュワッ、とろんという感触。食感はスフレというよりムースのようでした。まだ焼きが足りないのかしら??
そして、2種のチョコレートの違いはやはり歴然です。マンガロミルクでは味がぼやけてしまっています。うーん、予想はできたけど、残念。では逆に、ミルクチョコレートに向いているスイーツって何でしょう?
指摘していただくところが多々ありそうな今回、きびしいご意見をお願いします。そして、そもそもスフレは「おうちでバレンタイン」に向いていたのでしょうか?もしかして、上級者向けですか?(いまさらですが)材料だけ見ると、特別なものがいらないので、おうちでささっと作れたら素敵だな〜と思うのですが、難しいですか?



【パティシエールのワンポイントアドバイス】
はじめて挑戦したスフレで2枚目の写真のようなのが作れたら、私なら「大成功!」と思ってしまいますね。みなさん本当に研究熱心だなぁと感動してしまいます。メレンゲのお菓子は段取りが命ですから、確かに一度の作業でふたつ仕上げるというのは困難だったことでしょう。せっかく泡立てたメレンゲが沈まないうちに混ぜ合わせ終えられるよう、次回は落ち着いて1種類だけに集中してやってみてくださいね。
なかなかふくらまなかったのは、やはり泡が潰れてしまったからという理由が大きいと思うのですが、メレンゲを泡立てたとき、どのような状態だったでしょうか?泡立て器を引き上げたとき、角がひょろりと垂れて落ちてしまうようであれば、泡立て不足。また、角がぴんと立つのではなく、モロモロとした固まりになってしまうようであれば、それは泡立てすぎの印です。シフォンケーキなどのお菓子も同じなのですが、ハンドミキサーのような機械でメレンゲの泡立てを行うと、らくちんなだけに時々泡立てすぎてしまうことがあるので注意が必要です。泡立てすぎたメレンゲは固くてなじみにくく、混ぜても混ぜてもダマになって残ってしまいます。しなやかな角が立つメレンゲならばなじみやすく、混ぜる回数も少なくてすみますよ。過去にご紹介した「メレンゲ特集」も、参考にしてみてくださいね。
また、天板いっぱいに型を乗せてしまったため熱の通りが悪かったことも、仕上がりに影響しているかもしれません。できれば型の大きさを揃え、天板に熱気の通り道ができるように並べてみてください。
スフレは確かにコツの必要なお菓子ではありますが、メレンゲさえマスターすればこっちのもの。こんなにふんわりふくらむんだ!という驚きもあって、「おうちで一緒に食べる」にはぴったりではありませんか?沈まないうちに!と試作品を持って走ってきてくれた姿はとても感動的でした!
もう1点、「ミルクチョコレートに合うお菓子」について。そのまま食べて「おいしい!」と感じられるのがミルクチョコレートの良さだと思いますので、そのままに近い味わい方ができるものが個人的にはおすすめです。今バレンタイン特集でご紹介している「キャラメル・トリュフ」や生チョコ、ナッツとからめた「ロッシェ」なども。他の素材と組み合わせやすいチョコレートでもありますから、ぜひいろいろ試してみてくださいね。



まずはガトーショコラ!

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スタッフのお菓子作りを赤裸々に語る、バレンタインダイアリー。記念すべき第一回目を担当させて頂きます、ネットチームの小川と申します。このダイアリーにおける私のテーマは、『2人で一緒に楽しむバレンタイン』。これだとなにやら聞こえはいいですが、実は、「プレゼントするだけじゃつまらない!あげる側だっておいしく食べたい!」という本音が隠れているのです。そこで考えついたのが「おうちでバレンタイン」。つまり、「一緒に食べる」ことを前提としたお菓子です。ワガママなテーマですが、なにかひとつでもみなさまのご参考になれば幸いです。どうぞよろしくお願いします!

さて、今回挑戦したのは王道のガトーショコラ。男の子も、もちろん女の子も大好き、万人受けするバレンタインの定番レシピです。手始めに、やっぱりこれははずせませんね。焼き菓子なので、かわいくラッピングするのにもぴったり。しかしここでは、「一緒に食べる」ために、大きな型で作って、熱々のところにアイスを添えてしまいましょう。...ふふふ。想像するだけでおいしそうです!何度も作っているし、簡単♪簡単♪そう思っていました、この時までは。

目指すのは、アイスを添えることを考えて、「ほろほろ・苦め」の仕上がり。写真や配合を見比べながらレシピを決めたら、いざ製作開始!使ったのは、「テイスティングチョコレート2007」にも入っている「PECQ IPアメールオール(スイート)」。カカオ分66%、スパイシーな風味が特徴で、ガトーショコラなどの焼き菓子におすすめのチョコレートです。チョコレートとバターを湯煎で溶かし、卵黄と卵白をそれぞれ泡立てて... 焼き上がりはなかなかいい具合。アイスを添えて、「スライスアーモンド」と「シチリア産ピスタチオホール」を散らして、おぉ〜おいしそう!ではお味は???
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...うーん。 軽い!!
あれ?見た目はしっとりしているのに、食べてみるとスポンジケーキのような食感。他のスタッフも同意見。味わいはそれなりにあるのですが、食感が軽すぎて、添えたバニラアイスに負けてしまいます。なんだか物足りない。そして焼きムラも。外側と中央で、密度が違いすぎるのです。今までだったらこれでいいと思ったでしょう。けれど、「こういうものを作りたい」と目標を立てたときの、それを達成する難しさ。追求すると奥の深いものなのですね。なめてました、私。簡単だなんて言ってごめんなさい!果たして、手順が悪かったのか、そもそもレシピの選択を誤ったのか。全体的にほろほろと、ざっくりとしていて、重みのあるガトーショコラはどうやったらできるのでしょう?教えて下さい、パティシエール!!

【パティシエールのワンポイントアドバイス】
ガトーショコラはバレンタインで1,2を争う王道レシピ。2月に入るとクオカショップ各店で「ガトーショコラにはどのチョコレートが合うの?」というお問い合わせをたくさんいただきます。 ひとくちにガトーショコラと言っても、レシピによって食感や味わいが大きく違います。メレンゲをたっぷりと使う、軽いタイプのもの。粉を使わずに焼き上げる、まるで生チョコのような食感のもの。どれもそれぞれにおいしさがあります。
小川さんが今回作ったガトーショコラをいただきましたが、これはとても上手にできていますよ!お伺いしてみるとチョコレートの分量に対して、卵がかなりたっぷり入っているレシピでしたので、コクが弱まって少々物足りなく感じてしまったのかも。クオカのバレンタイン特集でご紹介しているガトーショコラは、しっかりと重みのある濃厚なタイプに仕上がりますので、こちらもぜひお試しくださいね。
また、ガトーショコラは一晩寝かせて落ち着いたものを食べるというのもおいしくいただくコツ。当日に食べると少しぱさっとした食感に感じても、しっかりと密封保存し翌日に食べてみれば、驚くほどしっとりとした食感に変わっています。一緒に食べる前日に仕込んでおけば、きっとうまく行きますよ。




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