

さかのぼること約4ヶ月前、友人に誘われて焼き物で有名な岡山県の備前市にろくろ体験をしに行ってきました。かなり山奥にあって車の音一つしない静かな場所で、水もとても冷たく、手を洗ったら真っ赤になるほどです。夜になるといろんな野生動物も出てくるのだそう。そう聞いてもあまり驚かない位の、素敵な非日常的空間の秘境の地でした。
前々から、いつかろくろを回してみたい!と思っていたのですが、いざやってみると結構力もいるし、集中力も必要だしで、甘くみていた自分を反省しました。 まず最初に、器の材料となる土を回転台にボンと置き、土の中心をとるという作業から始めるのですが、これが難しいのです。椅子に座り、膝で肘を固定し、手の平で土を包むようにしてろくろを回します。幸い私は手が大きかったこともあり、比較的に早く中心をとることができたのですが、うまくとれないと左右対称のきれいな器にならないのです。
中心がとれたら、後は手の指を巧みに使って、自分の作りたい形に仕上げていきます。 最後に、自分のマークやサインをつけて出来あがり。 仕上がった器はそのまま何ヶ月間か乾かした後に、2,3日かけて一気に焼き上げます。焼き上げの場には立ち会わなかったのですが、焼く時は24時間体制で釜の温度調節などをやるのだそう。 こうやって土に触れることって、心にもとてもよいそうです。教えていただいた先生がそうおっしゃっていました。私も実際やってみて、自然と気持ちが安らいだ気がしました。
そんないろんな過程を経て、私の手元に届いたこのお茶碗。 早速炊きたての玄米入りご飯をよそって、あつあつのご飯をいただきました。 いつも食べているご飯が、何だか一味も二味も違った気がします。 モノつくりって楽しい!と思った、貴重な体験でした。


